電車で…高齢の母に席を譲ってくれた外国人男性。翻訳アプリでお礼を伝えた瞬間⇒“まさかの返答”に涙…

電車で…高齢の母に席を譲ってくれた外国人男性。翻訳アプリでお礼を伝えた瞬間⇒“まさかの返答”に涙…
毎日の通勤や通学に欠かせない公共交通機関。 今回はそんな公共交通機関にまつわる『心温まるエピソード』をご紹介します。
目次

席を譲ってくれた「ある理由」

85歳の母を連れて電車に乗ったときのことです。 車内は満員とまではいきませんが、座席やつり革はすべて埋まり、通路にも人が立っているほどの混雑具合でした。

「仕方がないね」そう言って立って乗ることにしましたが、母は高齢です。 気丈に「大丈夫よ」とは言うものの、揺れる車内で踏ん張って立っている姿はやはりつらそうに見えました。

そのときです。 少し離れた席に座っていた男性がスッと立ち上がり、こちらに向かってスタスタと歩いてきたのです。 男性は私と母の前に立ち、空いた席を指して「どうぞ」とジェスチャーをしてくれました。

私たちが感謝を伝えると、男性は少しはにかんだような、ぎこちない笑顔を見せました。 その様子から、どうやら海外からの旅行客の方だと分かりました。

私はスマホを取り出し、翻訳アプリを使って改めてお礼の言葉を伝えました。 すると、男性も自分のスマホに何かを打ち込み、翻訳された画面を私に見せてくれたのです。

そこに書かれていた言葉を見て、胸が熱くなりました。

『以前、私が母を連れて日本に来たとき、日本の方にとても親切にしてもらったんです。これはそのお返しです』

そう伝えると、男性は大きなスーツケースを転がし、颯爽と別の車両へ去っていきました。

かつて誰かが行った親切が、こうして巡り巡って母のもとへ届いた…。 その温かい事実に涙が出そうになった、忘れられない出来事です。

(男性/55歳/会社員)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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