バスで…「すみません、通ります!」奥から人をかき分けた高校生。直後⇒「こっち!」乗客が涙ぐんだ光景とは…

バスで…「すみません、通ります!」奥から人をかき分けた高校生。直後⇒「こっち!」乗客が涙ぐんだ光景とは…
毎日の通勤や通学に欠かせない公共交通機関。 今回はそんな公共交通機関にまつわる『心温まるエピソード』をご紹介します。
目次

満員バスをかき分けた少年

ある冬の朝、通勤ラッシュで混み合うバスに乗ったときのことです。 車内は身動きが取れないほどの満員状態で、みんな寒さと忙しさでピリピリしていました。

そんな中、杖をついたおばあちゃんが乗ってきたのですが、車内はぎゅうぎゅう詰め。 優先席付近も人で埋まっており、おばあちゃんは座るどころか、揺れる車内で立っているのもやっとの状態でした。

誰もが自分のことで精一杯で、見て見ぬふりをしてしまうような空気……。 そのときです。 バスの一番奥の席から、高校生くらいの男の子の大きな声が響きました。

「すみません、通ります!」

男の子はそう言うと、混雑する通路を強引に人をかき分けながら、入り口付近までやってきました。 そしておばあちゃんに優しく「こっち、僕の席が空いてますから!」と声をかけたのです。

その後、さり気なくおばあちゃんの荷物を持ち、自分の座っていた一番奥の席まで手を引いて案内し始めたのです。 その姿を見て、周りの乗客も自然と道をあけ、協力し始めました。 席に座れたおばあちゃんは、すごく安心したような笑顔を見せていました。

さっきまで殺伐としていた車内でしたが、その瞬間、空気がふっと緩んで温かくなった気がします。 見ず知らずの人同士でも一人の勇気でこんなふうに助け合えるんだなと、朝から胸が熱くなり、思わず涙ぐんでしまった出来事でした。

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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