知育おもちゃをDIY！100玉そろばんの簡単手作りアイデア

玉と枠の材料選びのアイデア

手作りの100玉そろばんは、お家にある身近な材料や100円ショップのアイテムを活用することで、驚くほど低コストで製作できます。

まず「玉」の素材ですが、コストがかからず色も豊富なペットボトルのキャップは、エコで扱いやすいため特におすすめです。また、最初から穴が開いているものを使いたい場合は、100円ショップの手芸コーナーにあるクラフトビーズが良いでしょう。木製やプラスチック製など種類も豊富で、加工の手間が省けます。

これらを通す「軸」には、安価で手に入りやすい竹串が便利ですが、ビーズの穴が小さい場合は、ゴム紐や手芸用ワイヤーで代用することも可能です。

そして一番の難関である「枠」作りですが、DIYが苦手な方でも大丈夫です。木材を一から組む代わりに、木箱やプラスチックケース、段ボールなど、元々「枠」の形をしているものを活用しましょう。

中でも、フォトフレームを2つ用意し、その間に竹串を挟み込むように接着するアイデアは、見た目もきれいで簡単に作れるため非常におすすめです。

手作りだからこそ、お子さまの学習レベルや興味に合わせて、玉の並べ方や配色を自由にカスタマイズできるのが最大の魅力です。

基本の並べ方としては、5個ずつ色を変えて配置することで「5のまとまり」を視覚的に意識させることができます。

さらに学習を一歩進めたい場合は、1段目は「1と9」、2段目は「2と8」というように色分けしてみましょう。こうすることで、足して10になる数の組み合わせ（補数）を直感的に理解できるようになります。また、2個ずつ色を変えれば、偶数の数え方を学ぶきっかけにもなるでしょう。

このように玉の素材や色、形を工夫することは、指先のトレーニングになるだけでなく、数の法則に気づく大切なステップになります。ぜひお子さまの成長に合わせて、少しずつアレンジを加えてみてください。

100玉そろばんは、遊び感覚で数の概念を視覚的に理解でき、小学校入学後の算数の基礎を身につけるのに大変役立ちます。

お子さまの好みに合わせて作った世界に一つだけのそろばんは、きっと長く愛用できる大切な「宝物」になるはずです。

（おやこのへや編集部）