ベビーシューズはハイカット？いつまで履かせるか判断の目安

ハイカットがベビーシューズに多い理由とメリット

ハイカットスニーカーとは、くるぶしをすっぽりと覆う丈の靴のことを指します。大人用のファッションアイテムとしてもおなじみですが、ベビーシューズにハイカットが多いのには明確な理由があります。

それは、まだよちよち歩きで不安定な赤ちゃんの足首をしっかり支え、安定させる効果が高いからです。靴の中で足が浮きにくくなるため、靴が脱げてしまうのを防ぐ効果もあります。

さらに、足首が固定されることで捻挫の予防につながるほか、歩行時に足が靴の中で前方へずれてしまうのを防ぎ、デリケートな足の指を保護する重要な役割も果たしています。

ハイカットは足首を安定させる一方で、足首の自由な動きを多少抑制してしまうという側面もあります。そのため、お子さまがしっかりと歩けるようになり、活発に動いたり走ったりするようになった頃が、ハイカットを卒業してローカットへ移行する一つの目安と言えるでしょう。

ただし、まだ歩き方が不安定だと感じる場合は、無理に変える必要はありません。引き続きハイカットで様子を見てあげてください。

新しい靴を選ぶ際、最も重要なのはサイズ感です。

中敷きを取り出して足を乗せたときに、つま先に5～10mm程度の余裕があるものが適正サイズです。左右で足の大きさが違う場合は大きい方に合わせ、幅や甲の高さもしっかり確認しましょう。靴底は厚すぎず、足の曲がる位置に合わせて靴もしなやかに曲がるものが理想的です。

なお、ハイカットを選ぶ際は着脱のしやすさもポイントです。履き口が大きく開くマジックテープやゴム紐、サイドジッパーなどのタイプを選ぶと、毎日の脱ぎ履きがスムーズになります。

ベビーシューズにはハイカットとローカットがあり、それぞれに役割と特徴があります。お子さんが歩きやすく、扱いやすいと感じる靴選びを大切にしてくださいね。

（おやこのへや編集部）