トイレトレーニングに「おまる」は必要？選び方とスムーズに進めるコツ

「おまる」は子どもの恐怖心を取り除く強い味方

結論から言うと、トイレという空間や便座の高さを怖がるお子さまには、おまるが非常に効果的です。

大人にとっては普通のトイレも、身体の小さな子どもにとっては足が届かず不安定で「穴に落ちてしまいそう」という恐怖を感じる場所でもあります。

その点、おまるにはこうした不安を解消できる大きなメリットがあります。

まず、足がしっかりと床につくため踏ん張りやすく、恐怖心が少ないこと。 次に、いつも過ごしているリビングなどに置けるため、リラックスして取り組めること。 そして何より、トイレまで移動する必要がないので「出そう！」と思った瞬間にすぐに対応できることです。

「おしっこはトイレでするもの」という意識付けの第一歩として、おまるは子どもの心に寄り添ったとても有効なツールなのです。

タイプ別！失敗しないおまるの選び方

またぐタイプ（持ち手付き）

バイクのようにまたがって座るタイプです。 前の持ち手を握れるので、しっかりといきむことができます。

注意点として、服やオムツを完全に脱ぐか、足首まで下ろす必要があります。 またぐ動作が苦手な子もいます。

座るタイプ（洋式イス型）

イスに座るように腰掛けるタイプです。 服をサッと下ろすだけで座れるので楽ちんです。

注意点として、持ち手がないため踏ん張る力が入りにくい場合があります。 どちらが良いか迷う場合は、商業施設のキッズトイレなどで試してみて、お子さまが座りやすそうな方を確認してみるのも一つの手です。

迷ったら「多機能タイプ」がおすすめ

「おまるを買っても、すぐに使わなくなるのでは？」と心配な方には、成長に合わせて形を変えられる多機能タイプ（2way・3wayタイプ）がおすすめです。

変形できるタイプなら、お子さまの成長や気分に合わせてステップアップしたり、うまくいかないときはおまるに戻したりと、柔軟に対応できます。 結果的に一台でトイレトレーニング完了まで長く使えるので経済的です。

おわりに

トイレトレーニングで一番大切なのは、お子さまの「怖い」「嫌だ」という気持ちを取り除いてあげることです。 最初から完璧を目指さず、おまるという便利な道具を頼りながら、お子さまのペースで焦らず進めていきましょう。

（おやこのへや編集部）