昔の日本では、お正月に新しい年の神様が訪れ、新しい年の「幸運」を運んできてくれると信じられていました。日々の掃除は「汚れを取り除く」ことが目的ですが、大掃除は新しい神様に失礼のないように清潔にするという意味合いが強いです。新しい年を気持ちよく迎えるために、家をきれいにして心もすっきりさせようと子どもに話してみてくださいね。
また、大掃除は「きれいにする」だけでなく、物を見直し、整える行為は生活を振り返る時間でもあります。 子どもにとっては、物を大切にする心、手伝いを任される経験ができる貴重な機会です。 完璧を目指さず「できた」ことに目を向け、「一緒にやる」ことを大切にしてみましょう。

年齢や発達に合わせたお手伝いを選ぶことがポイントです。
・おもちゃを箱に入れる
・テーブルを拭く
→「ありがとう」「助かるよ」と声をかけることで自己肯定感が育ちます。
・棚やケースを拭く
・おもちゃを拭く
・雑巾がけ
→体を動かす掃除は達成感が得やすくおすすめ。
・自分の引き出しの整理
・本棚を並べ直す
・玄関掃除
→「使う・使わない」を一緒に考えることで判断力が育ちます。
・窓拭き
・掃除機がけ
・風呂掃除
→責任感や段取り力を身につけるチャンスです。
「早く終わらせたい日」は無理をせず、できる範囲でOK。楽しい雰囲気づくりが何より大切です。

掃除前に読み聞かせることで、おやこで共通のイメージを持って掃除に取り組むことができるのでおすすめです。
・『かたづけやさーい』作 わたなべ あや
・『おもちゃの かたづけ できるかな』作 深見 春夫
・『ぐりとぐらのおおそうじ』作 中川 李枝子 絵 山脇 百合子
登場人物が掃除や片付けをする姿を見ることで、子どもは自然と「やってみたい」という気持ちを持つきっかけになるでしょう。ぜひ、登場人物の真似をしながら掃除をしてみてください。きっと大変な大掃除が、幸せなひと時へと変化しますよ。
大掃除は、家をきれいにするだけでなく、子どもの心と力を育てるきっかけになります。 完璧じゃなくて大丈夫です。 「一緒にやった」「楽しかった」という経験は、子どもの中にしっかり残ります。 今年の大掃除は、ぜひ“育ちの視点”をプラスして、おやこでチャレンジしてみてくださいね。
監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・保育士)
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