結婚当初、義実家の隣に私たち夫婦の家を建てることになりました。 そしてようやく家が完成し、近所の方や親戚を30人ほど招いて、お披露目会を開くことになったときのお話です。
当日、私は義実家から「唐揚げを30人分揚げて」と食事の準備を手伝うように言われました。 あいにく夫は仕事で不在。 私は当時、出産直後で実家にお世話になっていたのですが、生まれたばかりの息子を両親に預けて義実家へと向かいました。
季節は夏。 暑さのなか、汗をかきながらひたすら鶏肉を揚げ続け、大きなお皿に盛り付けて…。 来客が始まってからは休む間もなく接待に追われ、座る時間さえありませんでした。
ようやく来客が帰り、残ったのは親戚だけになったとき。 「やっと座って食事ができる…」 そう思った瞬間、義理の祖母から信じられない言葉を投げかけられたんです。
「あんたの用は済んだんだから、とっとと実家へ帰って」
あまりの言い草に、私はその場で固まってしまいました。 見かねた親戚の方が「せめてこれ、持ち帰って食べなよ」とタッパーにおかずを詰めようとしてくれたのですが、義祖母はそれさえも「必要ない!」と取り上げてしまったんです。
目の前には私が一生懸命作った大量のごちそうが並んでいるのに、一口も食べることができないまま実家へ帰宅しました。
それから数年後、いろいろなことがあり私は離婚を選びました。 今でも唐揚げを見るたびに、あの日の光景や揚げ物の匂いがよみがえり、胸が苦しくなります。 一生忘れることのできない、悲しい記憶です。
(女性/46歳/会社員)
義実家との価値観の違いは多くの人が経験する悩みです。 ときには無遠慮な言動に疲れてしまうことも…。 そんなときは、自分の気持ちを大切にしつつ夫婦で話し合いながら距離感を調整していくことが大切ですね。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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