私が小学生のとき、家族旅行で経験した忘れられないお話です。
その日はお休みで、私たちは地元の高速バスに乗ってレジャー施設へ向かっていました。 座席は一番後ろの右端。バスが高速道路に入って20分くらい経ったころです。
ふと隣を見ると、母がもぞもぞと動いていて、おでこにじっとりと汗をかいているのに気づきました。 母はおなかが弱いので、私はてっきりトイレに行きたいのかなと思って、父に「運転手さんに止まってもらえるか聞いて」と相談しました。
父も「お腹痛いの?」と聞きましたが、母は苦しそうに「右脇のあたりが熱いの…」と言ったんです。
私が不思議に思って右脇のあたりの壁を触ってみると、かなりの熱さが伝わってきました。 「なにこれ?」とびっくりしていたそのとき、ふと窓の外を見て固まってしまいました。 なぜか、バスからモクモクと黒い煙が上がっていたんです。
慌てて運転手さんのところへ走って「バスから煙が出てます!」と必死に伝えました。 運転手さんはハッとした様子ですぐにブレーキを踏み、バスを路肩に止めました。
それからは運転手さんの「全員早く降りて!」という大きな声の案内が響き、みんなで慌てて外へ出ました。 原因は、エンジンの故障による異常な熱さだったみたいです。
実はエンジンの場所は、ちょうど母が座っていた席のすぐ後ろ。 母が感じていた熱は、壊れたエンジンからの危ないサインだったんですね。
私たちはそのまま高速道路でバスを降りて、タクシーに乗り換えて移動することになりました。 楽しいはずのレジャーの始まりが、急に冷や汗をかくような脱出劇になってしまった、今思い出してもゾッとするできごとです。
(女性/26歳/アルバイト)
電車やバスなどの公共交通機関では、さまざまな人が乗り合わせる分、思いがけないトラブルに巻き込まれることもあります。 万が一トラブルに遭遇してしまったときは、まず自分の身の安全を最優先に動きましょう。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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