小学校生活に慣れてくると、思っていた以上に「あるある!」なトラブルが起こります。 たとえば、寄り道をしてなかなか帰ってこないこと。
友だちとの会話が楽しくなったり、新しい通学路に興味を持ったりする中で、つい帰宅が遅くなってしまうことがあります。 また、上履きを持ち帰ってこない、体操服や給食袋を学校に置きっぱなしにしてしまうことも頻繁にあります。
「持ち帰る」という意識自体がまだ習慣化されていないためです。 さらに、消しゴムや鉛筆などの所持品をなくしてしまい、見つからないというケースもよくあります。
物の管理は、小学1年生にとってはまだ難しい課題です。 そのほかにも、連絡帳を書いてこない、宿題や提出物を先生に出せないといったことも起こります。
やるべきことは理解していても「タイミング」や「行動に移す力」が追いつかないことが多いのです。 どれも珍しいことではなく、多くのご家庭で経験する「成長過程の一部」と言えるでしょう。

まず大前提として、小学校1年生のトラブルは「初めての環境だからこそ起こるもの」がほとんど。 防ぎきることは難しく「ある程度は起きて当然と捉えること」が大切です。
その上で大事なのは、トラブルが起きたときの関わり方です。 たとえば、「なんでできなかったの?」と責めるのではなく、「どうしたら次はできるかな?」と一緒に考える姿勢が、子どもの力を伸ばします。
寄り道をしてしまったなら、「どこで時間がかかったのか」「何時までに帰ると安心か」を一緒に整理する。 持ち物を忘れたなら、「どのタイミングで確認すればよさそうか」を具体的にイメージする。
このように「できなかった事実」ではなく「次にどうするか」に焦点を当てることで、子どもは少しずつ自分で行動を調整できるようになります。 また、小学校は勉強だけでなく、社会性を学ぶ場でもあります。
失敗やトラブルは、友だちとの関わり方や責任感を育てる大切な経験です。 パパやママとしては、「失敗しないように守る」のではなく、「失敗しても立て直せる力を育てる」ことが重要です。
「大丈夫、次はできるよ」「どうやってやるか一緒に考えよう」そんな声かけが、子どもの自信につながっていきます。
小学校生活のスタートは、パパやママにとっても子どもにとっても手探りの連続です。 思い通りにいかない日が続くと、不安や焦りを感じることもあるかもしれません。
ですが、一つひとつのトラブルは確実に成長の種だと思います。 できなかったことが、ある日ふとできるようになる瞬間が必ず訪れるでしょう。
完璧を目指す必要はありません。 子どもが自分の力で乗り越えていけるように、少し後ろから見守り、必要なときには必ず手を差し伸べる。
そんな関わりを積み重ねながら、小学校生活の一歩一歩を一緒に楽しんでいきたいですね。
監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・チャイルドカウンセラー)
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