これは私が料理を始めたての頃の話です。
常温保管のものを分けて収納するために紙袋を購入し、野菜をいくつか入れてキッチンの隅に置いていました。
ある時、小ぶりなじゃがいもがたくさん入って安くなっていたので購入したのですが、なかなか使いきれずにいました。
時間をかけてコツコツ使っていき、やっと使い切ったと思ったときのことです。
「しばらくじゃがいもは買わないでおこう」と思い、その紙袋は空のままにしておくつもりでした。
ところが1か月後、キッチンの掃除をしているときに、紙袋からなにやら芽が出ていることに気づいたのです。
恐る恐る覗いてみると、そこには15センチ近くまで伸びている立派すぎるじゃがいもの芽がありました。
栄養を吸い取られ、しわしわに萎んだじゃがいもの姿も……。

紙袋の色と角の形に芽が完全に馴染んでいたこと、そして空だと思い込んでいたことが重なって起こった、驚きの失敗でした。
(30代/主婦)
じゃがいもを紙袋で保管し、常温のものを分けて収納されている点は、とても良い工夫です。
通気性を考えて紙袋を選ばれている点も、食材を大切にされていることが伝わってきます。
さらに管理しやすくするには、紙袋の口は完全に閉じずに開けた状態で保管するのがおすすめです。
中が見えることで「まだある」と気づきやすく、今回のケースのような使い忘れを防ぐことができます。
じゃがいもは光に当たると表面が緑色に変わりやすく、この部分にはソラニンなどの体に良くない成分が増えることがあります。
また、明るい場所では芽も出やすくなる性質があります。
そのため、直射日光は避けて、棚の中やキッチンの隅などの暗くて風通しのよい場所に置くようにしましょう。
「光を遮ること」と「風を通すこと」の両立が大切です。
野菜は種類ごとに袋を分けると、在庫の管理がぐっとしやすくなります。
いつ購入したか忘れないよう、袋に日付を書いたり、週に1回は中身を確認する習慣をつけるのもおすすめですよ。
(管理栄養士/きさら)
ついつい忘れてしまいがちな常温野菜の在庫管理。
「中身が見えるようにする」「定位置を決める」といったプロの視点を取り入れるだけで、悲しい失敗を防げそうですね。
今日からキッチンの紙袋の中を、一度チェックしてみませんか?
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