お菓子づくりというと、ややハードルが高く感じるかもしれませんが、今回は簡単で、子どもが楽しんで参加できるようなレシピを紹介します。
お家時間も夏の素敵な思い出の一つになるよう、彩っていきましょう!
おままごとでお母さんやお父さんの真似をする子どもたちにとって、キッチンは憧れの場所。気持ちが高ぶると、思わぬケガに繋がってしまうことがあります。
「安全なキッチン用品を揃えること」「子どもにも分かりやすいよう簡単なルールを共有すること」が大切です。
お菓子づくりが楽しい親子時間となるように、事前に準備をしていきましょう!
基本的に、器具はシリコン製のものが望ましいです。近年、100円ショップなどでもシリコン製の器具が多く取り扱われています。
子どもが使用する器具に、機能性はそこまで必要ではありません。おおかた、「混ぜる」「柔らかい生地を切る」ことができれば十分です。
万が一子どもが予期しない動きをしたときに、鋭利な部分があると非常に危険です!
器具の機能性ではなく、お菓子づくりの過程の中で「お母さんお父さんと同じことをしている!」という、満足感や達成感を感じられるように、働きかけていくことが大切なのです。
ある程度大人の注意が理解できる年齢であれば、キッチンに立つ前に簡単なルールを決めておきましょう。
気持ちが高ぶってしまうと、どうしても危険な行動に繋がる可能性が高くなります。ケガや事故を防ぐため、あらかじめルールを伝えておくことが有効です。
例えば・・・
・ガスコンロは触らない(「火が出るとやけどするからね。」)
・作っている途中では食べない(「おなかが痛くなるからね。」「できあがるまで楽しみにしてようね。」)など
ルールの内容は、子どもの年齢や言葉の理解に合わせてあげてくださいね!
では、簡単にできるお菓子づくりレシピを紹介していきます!
基本的に火は使用せず、電子レンジやオーブンで完成するものばかりです。
年齢にもよりますが、内容は「混ぜる」「飾りつけをする」「柔らかいものを切る」という工程がメインです。
万が一うまくできなくても、主体的に参加している姿勢をたくさん褒めてあげてくださいね!
≪材料≫
・ホットケーキミックス:150g
・牛乳:100ml
・卵:1こ
・砂糖:お好みで
・サラダ油:大さじ2
≪作り方≫
1.ボウルに卵を割り入れ、砂糖を加えて泡だて器でよく混ぜる。
2.牛乳、サラダ油を加えてさらに混ぜる。
3.ホットケーキミックスを加えて、ゴムベラでさっくりと混ぜる。
4.シリコンカップに8分目ほどの高さまで生地を流し入れ、600wの電子レンジで2分加熱。
5.竹串を刺して生地が付いてこなければ完成。(加熱が足りない場合は、様子を見ながら30秒ずつ追加加熱。)
≪Point≫
・混ぜる工程がメインなので取り組みやすいです!
・生の生地を口に入れると腹痛を起こす危険性があるので、子どもの手についたりこぼれたりした場合は、十分に注意して見守るようにしてください。
・プレーン味の蒸しパンを紹介しましたが、お好みでイチゴジャムやバナナ、さつまいもなどを生地に入れると、味のバリエーションが増えます。
≪材料≫
・米粉:180g
・バター:115g
・砂糖:90g
・卵:2/3こ
≪作り方≫
1.バターがやわらかくなるまで練り、砂糖を2.3回に分けて混ぜる。
2.溶いた卵を2.3回に分けて入れ、分離しないように少しずつ混ぜる。
3.米粉を加えてよく混ぜたあと、一つにまとめてラップに包み、冷蔵庫で20~30分ほど冷やす。
4.生地を綿棒で5~6㎜の厚さに伸ばし、型抜きでクッキーの型を抜く。
5.生地が重ならないように天板に並べ、170℃のオーブンで様子を見ながら10~15分ほど焼く。
6.粗熱がとれたら完成。
≪Point≫
・型抜きまで集中力がもたない場合があるので、年齢によっては生地の作成までは大人が進めておくとスムーズです。
・ステンレスの型抜きより、プラスチックのものの方がより安全です。
・お好みで、チョコレートやドライフルーツなどを入れても◎。
・年齢によっては、出来上がったクッキーにチョコペンなどでデコレーションするのも楽しいです!
≪材料≫
・お好みの果物(バナナ、いちご、みかん缶詰めなど)
・生クリーム:100㏄
・砂糖:大さじ1(お好みで)
・サンドイッチ用パン(食パンでも可):6枚ほど
≪作り方≫
1.果物を一口サイズに切っておく。
2.生クリームに砂糖を入れて泡立てる。
3.パンに生クリームを乗せ、果物をトッピングする。(食パンを使用する場合は耳の部分を切り落としておく。)
4.3をさらにパンで挟み、食べやすい大きさに切れば完成。
≪Point≫
・生クリームは少し固めに泡立てると、果物をトッピングしやすくなります。
・バナナやいちごは、プラスチック製のナイフでも切ることができます。年齢によっては十分に注意しながら、ナイフの使用に挑戦することで、さらに子どもの満足度に繋げていくことができます!
今回は、お家時間が楽しくなるお菓子づくりレシピを紹介しました。
お母さんやお父さんと一緒にキッチンに立つことは、子どもたちにとって特別な経験であり大切な思い出の一つになります。また、完成までの過程を知ることで、多くの学びにも繋がります。
お家で過ごす日は、ぜひ一緒にお菓子づくりをしてみてください!
ライター/監修:kana(保育士資格、幼稚園教諭第一種免許)
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