え？水が曲がる！？100均のアレで作る魔法の杖で家でも楽しく【STEAM教育】ができた！！

社会とテクノロジーの関係が密接になり、将来的にはAIやロボットが人間の仕事の半分を担うようになるとも言われています。そんな社会を生き抜くための力を身につけられるとして話題になっているのが「STEAM教育（スティーム教育）」です。
教室や教材で学ぶ方法もありますが、大切なのは「体験する」こと。STEAM教育の要素を取り入れ、家にあるもので簡単に幼児ができる遊びをご紹介します。

テクノロジーと生きる時代にマッチする！？「STEAM教育」とは

STEAM教育（スティーム教育）とは、科学（Science）・技術（Technology）・工学（Engineering）・アート（Art）・数学（Mathematics）の頭文字を組み合わせた造語で、この５分野を取り入れた教育の考え方です。

知る・探求する理数教育と、つくる・創造する創造性教育を組み合わせた教育で、体験の中で自ら課題を見つけ、解決し、新たな価値を作り出す力を身につけられるとされています。小学校教育でプログラミングが始まったのもこのSTEAM教育の一環です。

ほかにもプログラミング塾が人気の習い事になったり、ものづくりのワークショップが開かれたりと、少しずつ日本の教育現場でも取り入れられています。

社会とテクノロジーの関係が密接になっていく現代を生きる子どもたち。AIやロボットとの共生が現実のものとなっても、自分の力で考え行動し、わくわくしながら生きられる力をつけておきたいですよね。

「理数」や「創造性」と聞くとハードルが高いと感じるかもしれませんが、科学や数学などSTEAM教育の要素は意外と身近に存在しています。そこで、特別な道具や専門知識がなくてもできる、STEAM教育を取り入れた遊びをご紹介します。

おうちで手軽に科学を体験！100均のタピオカ用ストローで静電気実験

インスタグラムでおやこで楽しくできる知育遊びを発信しているみやこさんが紹介するのは、魔法使い気分になれる静電気実験です♪
活躍してくれるのは100円ショップで手に入るタピオカ用ストロー。杖に見立てたストローに電気を持たせて、いろいろなものを動かしてみましょう。

「静電気実験」魔法の杖の作り方

1. ストローの先を斜めに切る。切り口で怪我をしないように注意。
2. 画用紙やシールなどの好きな飾りを切り口に置き、裏からセロハンテープで留める。

これで杖が完成です！

さっそく静電気を体験してみましょう。ストローをティッシュでよくこすって、水道から流れる水に近づけると……

水が曲がりました！

ティッシュでこすることでストローに負（マイナス）の電荷がたまります。これを正（プラス）の電荷を持つ水に近づけると、互いに引きつけ合い水がストローの方に曲がるのです。

原理がわかったら、もっといろんなものを動かしてみましょう。

ビニールテープを細くさいたものに近づけてみたり、ティッシュを持ち上げてみたり。ペットボトルの上に短いストローを置くと、杖でくるくる回すこともできます。家の中で「なにを動かせるかな？」と探してみるのもいいですね。

ただ教えるのではなく、体験が学びにつながる

科学ってこうだよ、数学ってこうだよとただ知識を「教える」のではなく、生活や遊びの中で「体験」することが学びにつながります。体験を重ねて学んだ知識を応用することで、自分で問題解決できる力が身につくのです。

「教えなくちゃ！」と身構える必要はなく、子どもが楽しいと感じることの理由を探り、目線を広げてあげましょう。親も子どもと一緒にわくわくしながら取り組めるといいですね。

未来につながるSTEAM教育を遊びから。ぜひ参考にしてみてください。