子どもがお手伝いをするときに、毎回「どこにある?」と聞いたり、大人に取ってもらったりする必要があると、なかなか自分では動けません。 そこで、子どもが使う食器やコップ、カトラリーなどは、無理なく手が届く高さに集めてみましょう。
高い棚から食器を取ろうとして落とすと、ケガにつながることもあります。 「子どもが安全に取れる高さ」を基準に置き場所を決めると、探し物も減らせます。
例えば、朝食のお手伝いなら、子ども用の食器、コップ、箸やスプーンなどを近い場所にまとめておきます。 あちこちの引き出しを開け閉めする必要がなくなれば、キッチンが散らかりにくく、準備もスムーズです。
カゴやトレーにまとめておけば「この中から必要なものを出す」という簡単な仕組みにすることもできます。
子どもがキッチンを行き来するなら、収納場所はコンロの近くを避けることも大切です。 調理中に子どもが食器を取りに来たり、何度も大人の後ろを通ったりすると、ぶつかるなどの危険があります。
お手伝いに必要なものを、コンロから少し離れた場所にまとめておけば、大人が調理している場所と子どもの動線を分けることができます。

お手伝いを増やそうとして、最初から「全部やって」とお願いすると、結局大人のフォローが増えてしまいます。 例えば、
・サラダを混ぜるだけ
・食事が終わったら食器を下げる
・台ふきをする
・ごはんをよそう
・箸やスプーンを並べる
など、1つの作業だけを任せるのがおすすめです。
「毎食のお手伝い」ではなく「朝食のときだけ」と決めるのも方法の1つです。 朝食に使う食器やカトラリーをまとめておけば、子どもが自分で準備して、自分で片づけるところまで完結できます。
大人がそのたびに手を止めなくてもよいので、親にとっても負担が増えにくくなります。
収納は、しまうことだけを目的にする必要はありません。 「誰が、いつ、何に使うのか」を考えて置き場所を決めると、子ども自身が動きやすいキッチンになります。
夏休みは、ふだんの生活では見えにくかった家族の家事動線を見直すチャンス。 子どもができることを増やすために、まずは「自分で取れる」「自分で戻せる」場所を作ってみましょう。
子どものお手伝いを親の負担にしないためには、頑張って教えるより、子どもが自分で完結できる環境を整えることが近道です。 安全に手が届く場所に必要なものをまとめて、まずは1つのお手伝いから。
ぜひこの夏を、おやこの家事動線を見直すきっかけにしてみてください。
(監修:えりこ先生/ライフオーガナイザー1級)
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