「昨日の宿題やったの︖」と聞くと「うん、やったよ」と答えるわが子。でも、実際は手付かずだった…。そんな経験はありませんか︖ 子どものウソに悩み、どう向き合えばいいのか戸惑うママやパパも多いはず。ウソをつく子どもの気持ちを汲み取り、信頼関係を築くアプローチを、保育の現場と3人の子育てで培った知見をもとにお伝えします。
子どもがウソをつくのには、さまざまな理由があります。叱られるのが怖い、期待に応えたい、友だちに自慢したいなど、子どもなりの事情が隠れているもの。まずは、わが子がなぜウソをついたのか、その理由を探ることから始めましょう。子どもの気持ちに寄り添い、ウソをつかずに済む環境を一緒に考えてみるのもおすすめです。
子どもがウソをついたとき、ついカッとなって叱ってしまいがちですよね。大切なのはウソの内容ではなく、子どもが正直に言えなかった気持ちに目を向けること。「最初に正直に教えてくれなかったのは、理由があったからだよね。どうしてかな︖」と、子どもの胸の内をできる限り穏やかに聞いてみましょう。そこから、子どもとの信頼関係を深めるヒントが見えてくるはずです。
ウソをついたことを謝ったら、そのあとは正直に言えたことをしっかりと褒めましょう。「ウソをついたけど、後から正直に言えてえらかったね」と伝えることで、子どもは正直でいることの大切さを学べます。ウソをつくことで得られるメリットよりも、正直でいることの良さを実感できるよう、サポートしてあげたいですね。
子どものウソを減らすには、日頃からウソのない関係性を築くことが何より大切。ママやパパ自身が正直でいることを心がけ「どんなことでも話せる」雰囲気を作りましょう。子どもの話に耳を傾け、気持ちを受け止めてあげる姿勢を忘れずに。保育園でも、子どもたちが安心して本音を話せる環境づくりを大切にしています。
ウソが度重なり、どう対応していいか分からないときは、一人で抱え込まずに専門家に相談するのも一つの方法です。保育園の先生や、カウンセラーなどに助言を求めてみましょう。子どものウソに向き合うヒントをもらえるだけでなく、保護者自身の不安や悩みを共有できることが改善の第一歩になることもあるでしょう。周りの力を借りながら、子どもとの信頼関係を築いていきましょう。
子どものウソは、叱るだけでは解決できない、奥の深い問題です。直接的にウソに向き合うのではなく、ウソをつく子どもの気持ちに寄り添い、信頼関係を築くアプローチが何より大切です。ウソをついた理由を探り、正直に言えなかった気持ちに注目しながら、子どもとの対話を重ねていきましょう。そして、正直でいることの大切さを実感できるよう、ウソのない関係性を日頃から築くことを心がけたいです。
子育ては、ママとパパだけで頑張るものではありません。悩んだときは、保育園の先生やカウンセラーなどの専門家にも相談してみてください。子どもとの信頼関係を育む知恵は、きっと見つかるはずです。一緒に子どもの成長を見守り、喜びを分かち合える親子関係を目指していきましょう。
ライター/監修:でん吉(保育士)
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