夫との結婚生活は日々の食事作りすら「なんで飯の一つもろくに作れないんだよ!」と怒鳴られる毎日でした。
「俺が拾ってやらなかったらお前なんて一生独り身だったぞ?」と言われ続けていたのです。
食事のたびにため息をつき「本当にお前はなにもできない出来損ないだな!」と夫は声を荒らげます。 私は言い返すこともできず、ただ「ごめんなさい…」と謝るしかありませんでした。
心の中では「新婚のころはなんでも本当においしいって食べてくれてたのに…」と悲しくなります。 それでも関係を修復したくて「もっといい妻になれるよう努力する」と伝えていたのです。
そんな日々が続いていたある朝…
「今なんて言った…?」と聞き返す私に、彼は「聞こえなかったのか? 荷物をまとめて出ていけって言ったんだよ!」と言い放ったのです。
私が「…ずいぶん突然だね」と返すと、夫は「善は急げって言うだろ?」と笑いました。そして夫は続けて衝撃の一言を放ちました。
夫「彼女が妊娠した(笑)だってお前、不妊なんだもん!」
私は静かに「…わかった」とだけ答えたのです。心の中ですでに「夫を許さない」と決意を決めたのです。
「あ?なんか言ったか?」と尋ねる夫に「いいえ特になにも」と告げ、私は家を出ます。 ドアを閉めながら、心の中では「喜んで出ていってあげる」と告げました。
その後、私はカフェでひっそりと集めていた夫の浮気の証拠の整理をしていました。
「…結構集まったわね」と資料を見ていると、店員さんが「あの、こちらに置かせていただいても…?」と声をかけてきました。
「あ、はい!」と答えた拍子に、テーブルから夫と見知らぬ女性の写真が落ちてしまったのです。 「驚かせちゃってすみません!拾います!」と手を伸ばした店員さんは、その写真を見て動きを止めました。
私は慌てて「えっと…あの… 夫です!」と説明しました。 「はは… 私がなにも言わないのをいいことに好き勝手、まいっちゃいますよね…」と笑ってごまかしました。
しかし「なにもできない出来損ないだな」「子どもだって妊娠できない本当にダメな女」と言われ続けた記憶が蘇ります。 「妊娠しないのは私のせいだと思ったから、なにも言わなかっただけなのに…」と思わず呟く私に、店員さんが優しく声をかけてくれました。
「つらいときは無理して笑わなくていいですよ」という言葉に、私は驚きました。 思いがけない気遣いに触れ「あ、ありがとうございます…!」と素直にお礼を伝えたのです。
ふと視線を落とすと、私の手元にはすでに記入を終えた「離婚届」が。 そして、私はある決意を胸に夫のもとへ向かいました。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#7
2024.09.17
【後編】父の病気に気づいたまさかの理由
2025.10.01
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#8
2024.09.17
運動会で…昼食時、保護者がまさかのバーベキュー開始。学校が注意した結果⇒【...
2025.10.03
子どもを守る防災教育~楽しい学びと学校の取り組み~
2024.08.05
運動会で…確保した場所に見知らぬ保護者が“当然の顔”で相席。言葉を失った直...
2025.10.01
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#9
2024.09.17
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#10
2024.09.17
『ガチャガチャ』深夜の自宅で聞こえた“奇妙な物音”に違和感…直後⇒予想外の...
2025.09.01
『ガチャガチャ』深夜の自宅で聞こえた“奇妙な物音”に違和感…直後⇒予想もし...
2024.08.01