子どもの作品を前にして迷う理由は、人によって違います。 本当は手放したいけれど「子どもが一生懸命作ったものを捨てるのは冷たい気がする」と躊躇しているのか。
本当は残しておきたいけれど、「このまま増え続けたら管理できない」と不安になっているのか。 ここを区別しておくことが大切です。
手放したいのに「捨ててはいけない」と残し続ければ、作品を見るたびに邪魔だと感じてしまうかもしれません。 反対に、本当は残したかったものを「片付けなければ」と処分すれば、あとで後悔することもあります。
収納方法を考える前に、まずは自分がどうしたいのかを確認してみましょう。
親にとって大切に見える作品と、子ども本人のお気に入りが同じとは限りません。 大人は「これは上手に描けているから残しておきたい」と思っていても、本人はすでに興味がなかったり、反対に大人には何気なく見える作品をとても気に入っていたりすることもあります。
ある程度大きくなったら「これは残しておきたい?」と本人に聞いてみるのもひとつの方法です。 作った直後は全部大切でも、時間が経つと「もういらない」と本人が判断することもあります。
「飾ってほしい」と言われるたびに、リビング、廊下、トイレなど、空いている壁へ作品を貼っていませんか? 一枚一枚はすてきな作品でも、家のあちこちへとりあえず貼っていくと、雑多な印象になりやすくなります。
「子どもの作品はここ」と掲示する場所を意図的に決めてみましょう。 とくに気に入っている絵なら、画びょうやテープで貼るだけでなく、額に入れて飾る方法もあります。
額に入れるだけで一枚の絵として存在感が生まれ、インテリアの一部として楽しみやすくなります。
おひなさまやこいのぼり、ハロウィン、クリスマスなど、園や学校から季節の工作を持ち帰ることもあります。 こうした作品は、作った直後だけ飾ってしまい込むのではなく、翌年から季節飾りとして使うのもおすすめです。
市販の季節飾りと同じように、毎年その時期になったら出して飾る。 工作だからと控えめに扱わず、飾るものとしてきちんと場所をつくることで、家族ならではの季節のインテリアになります。
飾る予定はないけれど、今はまだ手放したくない。 そんな作品には、一時的な保管場所をつくりましょう。
大きめのボックスをひとつ用意し「残しておきたい作品はここ」とまとめておけば、家のあちこちに作品が散らばりにくくなります。
箱がいっぱいになったら、以前入れた作品を子どもと一緒に見返してみるタイミングにしてもいいでしょう。 「新しいものを入れるために古いものを必ず捨てる」というルールにする必要はありません。
今も残したいのかを、ときどき確認するきっかけとして使います。
作品を写真に撮れば、場所を取らずに記録を残せます。 一方で、立体感や素材の手触りなど、写真では残せないものもあります。
すべてを実物で残す、すべてを写真にして処分する、と決めなくても大丈夫です。 実物で残したいもの、飾って楽しみたいもの、写真で十分なもの、もう手放してもいいもの。
それぞれ違っていて構いません。

子どもの作品が増えて困ったとき、すぐに「どうやって減らそう」と考える必要はありません。 まずは、大人も子どもも、その作品を本当に残したいのかを考えてみましょう。
残したいなら、額に入れて飾る、季節飾りとして楽しむ、ボックスにまとめて保管する。 もう十分楽しんだなら、手放す。
作品を大切にすることと、すべての作品を永久に保管することは同じではありません。 「捨てる・捨てない」の正解を探すより、その作品をこれからどう扱いたいのかを決めることが、増え続けない仕組みにつながります。
(監修:えりこ先生/ライフオーガナイザー1級)
※この記事はAI生成された画像を一部で使用しています
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