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いつも同じほめ方になってない?【ほめ方バリエ】を親もマスター。子どもの創造力を伸ばす「魔法の一言」とは?

いつも同じほめ方になってない?【ほめ方バリエ】を親もマスター。子どもの創造力を伸ばす「魔法の一言」とは?
アメリカの子育てのシーンでは英語ならではの前向きな表現がたくさん使われています。そのフレーズをおやこの毎日に取り入れてみませんか?今回のテーマは、子どもの創造力を育むほめ方について。
目次

NY在住ママに日本語の会話でも使える"英語ならではのポジティブなフレーズ"を教えてもらうこの連載。
子どものほめ方のバリエーションはたくさん持っておきたいもの。今回紹介するのは、創造力を重視するアメリカならでは!子どもたちのこれからの時代に必要な力を伸ばす声かけです。

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こんにちは。ニューヨークで3歳の娘の子育てに奮闘中の駆け出しママ、三枝由里香です。

今年の冬は雪が多く、寒い日が続きましたが、3月に入り、やっと外に出るのが気持ちよい季節になってきました。
ニューヨークで1人目のコロナ感染者が見つかってから3月で丸一年。紆余曲折ありながらも、コロナウイルスの感染も少しづつ落ち着き始め、美術館や博物館、映画館や劇場なども人数制限しながら再オープンが始まっています。
春の訪れと共に、少しつづ日常が戻ってきているのを感じる今日この頃です。

さて、子どもをほめるときに使う表現といえば、どんな言葉を思い浮かべるでしょう?おりこうだね、上手だね、よくできたね、やさしいね…などなどたくさんありますが、英語では比較的よく使うのに、日本語であまり聞いたことがないという表現もあるんです。

今回は、その中から「You are creative.」というほめ言葉をご紹介したいと思います。

正しい使い方にとらわれない!子どもの発想に「You are creative!」

「Creative」はみなさんご存知の通り「創造力がある」という意味。
とは言っても「創造力がある」という表現は日常会話でなかなか使わないので、「クリエイティブ」のほうが、きっとわかりやすいですよね。

こちらでは「クリエイティブな子どもに育てる方法」という子育て関連の記事もよく見かけますし、学校や課外活動で「Creativity」(創造力)を学ぶこともとても重要視されています。

以前、子どもとお友だちの家に遊びに行ったときのことです。目新しいたくさんのおもちゃに子どもは大はしゃぎ。勝手に好きなおもちゃで遊び始めました。たくさんのおもちゃの一つに、立体のパズルがあったのですが、娘は遊び方を知らないので、間違った組み合わせ方をして遊んでいました。
すると、それをみていたお友だちのママが、正しい使い方を教えてくれる前に「You are so creative!」と言ってほめてくれたのです。

また、別の日には、3歳くらいの子が公園のブランコにぬいぐるみを乗せてブランコの鎖をクルクル巻き上げるという、普通のブランコの使い方ではない遊びをしていました。そして、それを見ていた別の子のママが「It looks fun! You are creative!」とほめていたのです。

「クリエイティブ」と言うと、お絵かきや粘土など、アートや創作に関係することに使いそうなイメージですが、このように新しい楽しみ方を見つけたときや、人とは違う方法で何かを行ったときにもよく使うほめ言葉です。

もちろん間違った使い方をして、危険がある場合は止めなければいけないのですが、危険がない場合は「正しい使い方」にとらわれず、子ども自身に楽しみ方や、解決方法を見つけさせてあげます。「自分で試行錯誤して発見した」ということで、子どもは達成感を感じますし、それをほめられれば、子どもの自信にもつながりそうですね

"自分で考えて新しいことを創り出す"行為をほめよう

さあ、この表現を日本語にも取り入れてみましょう!

「創造力があるね」「クリエイティブだね」では、子どもに対するほめ言葉として、イマイチですよね…。英語でも「You are creative.」 の代わりに「You found a good way to do it.」(いい方法見つけたね!)などと、具体的に何がよかったのかをほめてあげることもあるので、それと同じように状況に応じて「おもしろい遊び方思いついたね!」「新しいやり方を見つけたんだね!」と、”自分で考えてアウトプットする行為”をほめてあげるのはどうでしょうか?

子どもは自分なりにいろいろ考えて、おもしろいことや楽しいこと、問題解決の方法などを見つけようとしています。それが間違っていた場合でも、それを否定してルールに当てはめてしまうのではなく「自分で考えて新しいことを創り出す」という行為を応援してあげたいですね。そうして身に付けた「創造力」は、刻々と変化する現代社会の中で、きっと大きな力になるはずです♪

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執筆者

ライター 三枝 由里香

東京の企業でマーケティング業務に携わった後、新規事業立ち上げメンバーとして台湾に駐在。5年間の台湾生活を経て、2012年から2017年までニューヨークの出版社に勤務。現在は、台湾系アメリカ人の夫とともに、3歳の娘を日英中のトライリンガルにするべく、家では中国語、外では英語、ママとは日本語というトライリンガル子育て奮闘中。

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