こ、これは読まねば…!ヨシタケ絵本最新作『にげてさがして』が堂々1位!!絵本人気ランキング【2021年3月版】

こ、これは読まねば…!ヨシタケ絵本最新作『にげてさがして』が堂々1位!!絵本人気ランキング【2021年3月版】
新年度に向けて、春休みにみんなが手にしたのはどんな絵本?ハイブリッド型総合書店「honto」の3月絵本ランキングbest10をお届けします!
目次

入園、入学、進級など、新学期を迎えて期待と不安の入り混じったこの季節。子どもたちの不安が吹き飛ぶようなお気に入りの絵本が見つかるといいですよね。ロングセラーから新刊まで、この時期にみんなが選んだのはどんな絵本なのでしょうか?

「honto」は、ネット書店(本の通販ストア、電子書籍ストア)と、丸善、ジュンク堂書店、文教堂などのリアル書店を連携させた「読みたい本を、読みたい時に、読みたい形で」提供する総合書店サービス。hontoの月間ランキング(集計期間:2021年3月1日~3月31日)から、最新の人気絵本をご紹介します。

【1位】ヨシタケ絵本の最新作『にげてさがして』

2月末に発売されるやいなやランキング1位に躍り出たヨシタケ絵本最新作。「逃げずに戦うのもいいけれど、逃げて新しい可能性に出会うお話があってもいいじゃないか」大きな流れや「みんな」に飲み込まれて、自分を大切にできなくなってしまったら、あえて逃げる!作者のエールに励まされます。

『にげてさがして』
ヨシタケシンスケ(著)
赤ちゃんとママ社
990円(税込)

【2位】おちゃめなパンどろぼうにハマる人続出!『パンどろぼう』

まちのパン屋からサササッと飛び出すひとつのかげ。パンがパンをかついで逃げていきます。「おれはパンどろぼう。おいしいパンをさがしもとめるおおどろぼうさ」。ある日、森の中で「せかいいちおいしい」と書いてあるパン屋さんをみつけたパンどろぼうは、さっそくパン屋にしのびこんで、焼き立てパンをぬすんだけれど……。パンに包まれた、その正体とは!?自由すぎるキャラにハマる親子が続出。

『パンどろぼう』
柴田ケイコ(作)
KADOKAWA
1,430円(税込)

【3位】累計100万部突破の大ヒットシリーズ最新刊『ノラネコぐんだんと金色の魔法使い』

発売されたばかりで3位にランクイン!ノラネコぐんだんシリーズ「読み物」第2弾。宝物を詰めた袋を背負い、あちこちの名物魚料理を味わいながら世界を旅していたノラネコぐんだん。あるレストランで、「最近、人喰い鬼が子どもをさらって食べているらしい」という恐ろしい噂を耳にして……!?絵本からちょっと背伸びして読み物に挑戦してみたいときにおすすめです。5歳くらいから。

『ノラネコぐんだんと金色の魔法使い(コドモエのほん)』
工藤ノリコ(著)
白泉社
1,210円(税込)

【4位】さまざまな疑問に痛快に回答『あつかったらぬげばいい』

「ヘトヘトにつかれたら」「ふとっちゃったら」「だれもわかってくれなかったら」「せかいがかわってしまったら」…。2 コマごとに展開する老若男女のさまざまな疑問に痛快に答えるこの本は、子どもだけでなく大人が読んでも深く考えさせられると大きな話題に。心を緩めてくれるヨシタケ式ユーモアが詰まった一冊です。

『あつかったらぬげばいい (MOEのえほん)』
ヨシタケシンスケ (著)
白泉社
1,100円(税込)

【5位】昨年末に亡くなられた国際アンデルセン賞画家・安野光雅さんの遊び絵本『しりとり』

あさひ、ひしもち、ちからこぶ…ページをめくって、たくさんの絵の中からしりとりにつながる絵をたどって遊びます。おしりが「ん」になったらおしまいだけど、あれれ、最後のページまで進んでも「ん」にならない?そんなときは最初のページに戻ると続きが始まりますよ。何度もくりかえし遊べて、美しい絵が目にも楽しい、安野光雅流のしりとり絵本。

『しりとり(安野光雅の絵本)』
安野光雅 (さく・え)
福音館書店
990円(税込)

【6位】パンどろぼうシリーズ第2弾『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』

世界中のおいしいパンを探し求めるパンどろぼうは、パン屋のおじさんに諭されて、立派なパン職人になりました。ところが、世界一おいしい森のパン屋に、またしても「パンどろぼう」が!元祖パンどろぼうが2代目パンどろぼうを捕まえるための秘策とは……!?おいしそうなパンがいっぱいで、パン屋さんに走りたくなる絵本。

『パンどろぼうvsにせパンどろぼう』
柴田ケイコ(著)
KADOKAWA
1,430円(税込)

【7位】あらら、びっくり、大笑い!『だるまさんが』

2008年に発売されて以来、赤ちゃん絵本の定番に。だ・る・ま・さ・ん・が……?どてっ。ぷしゅーっ。ぷっ。びろーん。にこっ。頁をめくって意外な展開に大わらい!とびきりゆかいなだるまさんシリーズの一冊目。

『だるまさんが(かがくいひろしのファーストブック)』
かがくいひろし(さく)
ブロンズ新社
935円(税込)

【8位】安全な厚紙ボードブック版が登場!『はらぺこあおむし』

ご存知、『はらぺこあおむし』の厚紙ボードブック版。ページの角が丸くて頑丈なので、赤ちゃんでも安心して触って楽しめます。サイズは少し小さめですが、鮮やかな色も穴あきのしかけも通常の絵本と変わらず魅力です!

『はらぺこあおむし (ボードブック)』
エリック・カール (さく),もり ひさし (やく)
偕成社
990円(税込)

【9位】絵本デビューにおすすめ『しましまぐるぐる』

赤ちゃんが大好きな「しましま」と「ぐるぐる」が、黒・白・赤といったコントラストの強い配色の線や形、目や口がある「顔」の絵で構成されていて、絵本デビューにおすすめ。分厚い紙でできていて角も丸いので、赤ちゃんが触っても丈夫で長持ち。出産祝いで人気の一冊です。

『しましまぐるぐる (いっしょにあそぼ)』
かしわらあきお(え)
学研プラス
968円(税込)

【10位】親子で遊べる赤ちゃん絵本『いないいないばあ』

40年近く、世代を超えて親しまれている赤ちゃん絵本の定番。いろいろな動物がかわるがわる出てきて「いない、いない…」と顔を隠しています。「ばあ!」とページをめくると、子どもは大喜び!親子のコミュニケーションが楽しめる一冊です。

『いないいないばあ 改版 (松谷みよ子・あかちゃんのほん1)』
松谷みよ子(著)、瀬川 康男 (イラスト)
童心社
770円(税込)




ヨシタケシンスケさんの新作絵本と柴田ケイコさんの「パンどろぼう」シリーズが2作ずつ上位にランクイン!新作が発表されるやいなや上位にランクインするのは、工藤ノリコさんの「ノラネコぐんだん」も。ヨシタケワールドと、「パンどろぼう」「ノラネコぐんだん」の人気を実感するランキングとなりました。
5位にランクインしたのは、昨年12月に亡くなられた世界的な画家・安野光雅さんのユニークな遊び絵本。『ABCの本』など、だまし絵などのテクニックを駆使したトリック絵本を数多く発表して、海外でも高い評価を受けています。
7位以下は、根強い人気の赤ちゃん絵本が並びました。アハハと笑ったり、遊んだり、考えさせられたり、おやこで繰り返し味わいたい作品ばかり。新学期の絵本選びの参考にしてみてくださいね。入園・入学・進級のお祝いにもおすすめです。

こちらでは11位以下、100位までのランキングをこちらでチェックできます!
ランキング提供元:ハイブリッド型総合書店honto

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執筆者

ライター 山口 舞

大学卒業後、テレビ局に勤務。幼児番組などを担当する。退職後、書籍・雑誌の編集に携わり、実用書や英語テキスト等を担当する。現在は、4歳男子の子育てをしながら、児童書の編集、児童文学創作、ソビエト児童文学の翻訳など活動中。

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