『万札しかない?どうすんの?』運転手に叱られ立ち尽くす高校生。直後⇒無言で“運賃箱”に手を伸ばす男性が…

『万札しかない?どうすんの?』運転手に叱られ立ち尽くす高校生。直後⇒無言で“運賃箱”に手を伸ばす男性が…
毎日の通勤や通学に欠かせない公共交通機関。 今回はそんな公共交通機関にまつわる『心温まるエピソード』をご紹介します。
目次

運命を変えた、コワモテ男性の一手

私が高校生の頃、バスに乗ったときの話です。 運賃を払おうと財布を開けたとき、なんと小銭を持っておらず、一万円札しか入っていないことに気づきました。

両替ができるか運転手さんに恐る恐る尋ねたところ、大きなため息をつかれ、冷たい声で言われました。

「万札しかない?あのねぇ…小銭ぐらい持ってくるのが常識。どうすんの?」

私は「そうですよね…」とその場に立ち尽くすしかありませんでした。 周囲の目も気になり、どうしようかと焦っていたときです。

後ろから、いかにもコワモテといった雰囲気の男性が運賃箱のほうへ歩いてきました。

「そんな言い方はないでしょう。誰だって忘れることはある。」

男性は毅然とした態度で運転手さんに言い放ったあと、黙って私の運賃を立て替えてくれました。 おかげで、私は無事バスから降りることができました。

慌てて「すみません。そこのコンビニでお金を崩してくるので、少しだけ待ってもらえませんか?」と男性に伝えると、男性は優しく首を振りました。

「気にしなくていい。いつか同じように困っている人がいたら、そのとき手を差し伸べられるような大人になってね」

そう言い残し、男性はそのまま颯爽と去って行きました。 私は将来絶対こんな大人になる…!そう誓った体験です。 (女性/32歳/会社員)

公共の場での“思いやり”

電車やバス、駅のホームなど、多くの人が行き交う公共の場。 誰もが使う場所だからこそ、思いやりの心がとても大切だと感じます。

小さな思いやりが、みんなの毎日を少しずつ優しくしてくれますように。

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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