秋の果物は夏の疲れを癒してくれるので、旬の果物をおいしく食べて体を整えましょう。
果物の1日の摂取量目安は、乳児が1日100g、幼児は150g、小学生以上は200gです。食べる量に気をつけながら、おやつやデザートとして果物を取り入れるとよいでしょう。
秋に旬を迎えるおすすめの果物を紹介します。
りんごは食物繊維が豊富で、お腹の調子を整え、便秘解消に効果があります。りんごはすりおろすことで乳幼児の胃腸に優しく作用します。また、りんごに含まれるりんご酸には疲労回復効果が期待できるため、夏に疲れた体を回復させてくれるでしょう。
ぶどうはブドウ糖、果糖を豊富に含みます。ブドウ糖は吸収されやすく、素早くエネルギーになるため疲労回復に役立ちます。また、ぶどうは抗酸化作用のあるポリフェノールも豊富に含み、夏に受けた紫外線のダメージを軽減する効果が期待できます。ぶどうは誤嚥のリスクが高い果物です。子どもに与えるときは4等分にして、皮は除去してから与えましょう。
梨はお腹の調子を整える食物繊維を豊富に含み、便秘解消効果があります。また、梨に含まれているアスパラギン酸には、疲労回復効果が期待できます。ほかにも、梨に含まれるソルビトールには整腸作用があり、果物のなかでも多く含まれています。しかし、ソルビトールを摂り過ぎると下痢を起こす可能性があるため、摂り過ぎには注意してください。
柿にはビタミンCや食物繊維、カリウムなど多くの栄養が含まれています。意外なことに、柿は他の果物と比べてビタミンCが豊富です。 ビタミンCは免疫力を高め、風邪をひきにくい体を作ってくれます。肌寒くなってくる秋に柿を食べて、風邪に負けない体を作りましょう。また、柿の渋みの元になっているタンニンは、摂り過ぎると便秘を起こす原因になるため注意してください。
秋は「実りの秋」といわれるようにさまざまな果物が旬を迎え、おいしく食べられます。旬の果物は栄養豊富なので、季節を味わいながら夏の疲れを癒しましょう。
ライター/監修:haya(管理栄養士)
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