「うちの子、発達障害かもしれない…」と不安を感じているパパやママはいませんか? でも、発達障害の診断がつかない、いわゆる「グレーゾーン」の子どもたちも多いのが現状です。
保育の現場では、そんな子どもたちの成長を温かく見守りながら、一人ひとりに寄り添った支援を続けています。保育士の視点から、発達障害グレーゾーンの子の見守り方についてお話ししましょう。

まず大切なのは、子どもの特性を理解すること。
発達障害グレーゾーンの子どもたちは、コミュニケーションが苦手だったり、感覚過敏があったりと、それぞれに独自の特性を持っています。 子どもの行動の背景にある特性を理解することで、適切な関わり方が見えてくるはず。
子どもの特性を知ることは、見守るための第一歩です。
子どもたちには、一人ひとり成長のペースがあります。
発達障害グレーゾーンの子どもの場合、周りの子どもたちとペースが合わないことも多いものです。 でも、焦らせたり無理強いしたりせずに、子ども自身のペースを尊重することが大切です。
ゆっくりでも着実に成長している姿を信じて、子どもに合ったペースで支援していくことが何より大事なのです。

発達障害グレーゾーンの子どもたちは、「○○ができない」という課題ばかりに目が行きがちです。 ですが、子どもたちには必ず得意なことや良いところがあるものです。
子どもの良さを見つけて、たくさん伝えてあげることが大切です。 「こんなことができるようになったね」「○○がとても上手だね」。
子どもの小さな成長を認め、良いところを褒めることで、子ども自身に自信を持たせていきたいですね。
子どもの成長を支えるためには、保育所との連携が何より大切です。
保育士は、子どもの園での様子を丁寧に伝えながら、家庭での様子も聞かせてもらうようにしています。 子どもの特性について一緒に理解を深めたり、関わり方のアイデアを共有したりすることで、同じ課題に一緒に向き合えてる意識ができてくると安心感をもつことができます。
保育所と一緒に子どもを見守る体制があり、親が安心感をもっていると、子どもはさらに安心して成長できるはずです。
必要に応じて、専門機関とも連携することが大切です。 児童発達支援事業所や、療育センターなど、発達に関する専門的な支援を受けられる場所があります。
子どもの特性に合った支援を探るために、保育所は専門機関とも情報を共有しながら、連携体制を作っています。園と家庭、そして専門機関が一体となって子どもを支えていく。 そんな「チーム支援」の輪を広げていくことが、子どもの成長につながるのだと思います。
発達障害グレーゾーンの子どもたちの見守り方、ポイントは子どもの特性を理解し、ペースを尊重すること。 そして、子どもの良さをたくさん見つけて伝えていくこと。
保育所や専門機関とも連携して「チーム支援」の輪を広げていくことが大切ですね。
発達障害グレーゾーンの子育ては、ときに不安を感じるものかもしれません。 でも、あなたは一人ではありません。 子どもの特性に合った関わり方を一緒に探りながら、ゆっくりでも着実に成長を促していきましょう。
子どもの可能性を信じて、あなたらしい子育てを続けていってください。
ライター / 監修者:でん吉
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