冬型栄養失調ってなに?冬に不足しがちな栄養素

冬型栄養失調ってなに?冬に不足しがちな栄養素
「冬型栄養失調」という言葉を聞いたことはありますか?冬型栄養失調は体にさまざまな不調を引き起こします。この記事では、冬型栄養失調とはどのようなものなのか、冬に不足しがちな栄養素について紹介します。
目次

寒い冬はただでさえ体調を崩しやすい季節です。冬型栄養失調について理解し、冬の健康管理の参考にしてくださいね。

冬型栄養失調ってなに?

冬型栄養失調とは、冬の寒さに対応するために体がたくさんのエネルギーを消費した結果、栄養が不足してしまう状態のことを指します。エネルギー消費量が増えているのに普段通りの食事をしてしまうと、必要な栄養素が不足しがちになるのです。冬型栄養失調になると、疲れやすくなる・まぶたのけいれん・口内炎がよくできる・傷が治りにくい・髪が抜けやすいなどの症状が現れます。

冬に不足しがちな栄養素

冬に不足しがちな栄養素を3つ紹介します。不足しがちな栄養素が含まれる食べ物も紹介するので、冬の食事に意識して取り入れましょう。

ビタミンB群

ビタミンB群はエネルギー代謝の補酵素として重要な役割を果たします。ビタミンB1が不足すると、糖質をエネルギーに代謝することができなくなり、疲れやすくなります。また、ビタミンB2が不足すると肌荒れを起こしたり、口内炎ができやすくなったりします。ビタミンB群が多く含まれる食べ物は、豚肉・レバー・青魚・アサリなどです。冬はビタミンB群の消費量が増えるため、意識して摂りましょう。

ビタミンC

ビタミンCには免疫力を高める効果があり、不足すると疲れやすくなったり、風邪をひきやすくなったりします。また、コラーゲンの生成を促す働きがあり、冬の乾燥肌予防に効果的です。ビタミンCは、みかん・キウイ・イチゴ・ブロッコリーなどに多く含まれています。

マグネシウム

マグネシウムは、寒さで硬くなった筋肉や血管を改善するために重要な役割を果たします。マグネシウムが不足すると、吐き気や筋肉のけいれんなどの症状が起こります。マグネシウムは、納豆・ひじき・アーモンドなどに多く含まれています。また、ストレスでマグネシウムの消費量が増えることもあるため、なるべくストレスをためないようにしましょう。

冬に不足しがちな栄養素を意識して摂り、冬型栄養失調を予防しよう!

冬はクリスマスやお正月などの食べるイベントが多く、食生活が乱れがちです。バランスのよい食事を中心に不足しがちな栄養素を意識して摂り、冬型栄養失調にならないように気をつけましょう。

ライター/監修:haya(管理栄養士)

line
監修者

管理栄養士 haya

hayaさんの記事一覧をみる
執筆者

管理栄養士 haya

hayaさんの記事一覧をみる

おすすめ記事

「食・レシピ」人気ランキング

うちの子の年齢別情報

おやこの毎日に
役立つ情報をお届けします

facebook instagram