おもちやおまんじゅう、たい焼きなど、さまざまな和菓子に入っているあんこ。大人も好きな人が多いですよね。大人が食べているのを見て、子どもが欲しがる場面もあるでしょう。それでは、子どもは何歳からあんこを食べられるのか、以下で詳しく解説します。
あんこは、やわらかく煮たあずきに砂糖を加えて練りあげたものです。この一般的な甘いあんこには砂糖が多く含まれているため、赤ちゃんに与えることはできません。そのため、甘いあんこを与え始めるのは離乳食を完了し、2歳を過ぎたころからにしましょう。また、あずき自体はやわらかくゆで、裏ごしをして皮を取り除けば、離乳食中期(生後7~8ヶ月ごろ)から与えることができます。
子どもにあんこを与えるときの注意点について3つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
あんこの原料となるあずきは、大豆に比べて食物アレルギーのリスクが低いとされています。しかし、食物アレルギーのリスクが全くないわけではありません。そのため、初めてあんこを与えるときは少量から始めましょう。万が一アレルギー反応が出てしまったときはかかりつけの病院にすぐに行けるように、平日の午前中などに与えると安心です。
あんこの原料となるあずきは食物繊維やミネラルが含まれており、健康的な食べ物だといえます。しかし、一般的なあんこには砂糖が多く含まれているため、与え過ぎると虫歯や肥満のリスクが高まります。あんこを食べたあとは歯みがき・うがいを徹底し、あくまでも嗜好品として与える量に気をつけましょう。また、余裕があるときはあんこを手作りして、砂糖を控えてみるのもよいですね。
あずきの薄皮には食物繊維が豊富に含まれていますが、消化がされにくいという特徴があります。手作りであんこを作る場合は、薄皮を取り除き、裏ごししてあげると安心です。
あんこは大人も子どもも楽しめる、日本の代表的な甘味のひとつです。注意点に気をつけながら、おやこであんこを美味しく食べましょう。
ライター/監修:haya(管理栄養士)
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