鏡開きは古くから大切にされてきた日本の伝統的な習慣です。鏡もちを飾り、子どもが日本の伝統的な習慣に親しめるようなお正月を過ごしましょう。
「鏡開き」とは、お正月にお供えしていた鏡もちを下ろして、無病息災を祈りながら食べる伝統的な行事のことです。地域差はありますが、一般的に1月11日に行われます。お供えものである鏡もちに包丁を使うのは縁起が悪いことから、包丁は使わずに木槌で叩いて割って食べます。しかし、「割る」という言葉も縁起が悪いため「開く」という言葉が使われ、鏡開きといわれるようになりました。
鏡もちは飾ってお供えされますが、その飾りにもひとつひとつ意味があります。ここでは、鏡もちの飾りの意味をそれぞれ紹介します。
大小2段に重ねられた丸もちは月と太陽を表しており「福を重ねる」「円満に年を重ねる」という意味が込められています。
鏡もちの上にのっている果物は、じつはみかんではなく「橙」という果物です。橙の実は熟しても枝から落ちにくく、1本の木に何代も実がなる様子から「家が代々続いて栄えていきますように」という意味が込められています。
鏡もちをのせるための色紙のことで、四方からの災いを払うという意味があります。
世代がどんどんゆずられていき「家系が続いていきますように」という意味が込められています。
鏡もちの下に飾られるシダの葉のことです。葉の裏側が白いことから裏白といわれており「白髪になるまで長生きできますように」という意味が込められています。また、葉が左右対称に広がっていくことから「夫婦円満」という意味も込められています。
地域によっては鏡もちにこんぶを飾るところもあります。こんぶは「子生婦」ともいわれており、子孫繁栄の意味が込められています。また、こんぶは語呂合わせで「よろこぶ」に通じることからも縁起がよいとされています。
普段何気なく行っていた鏡開きや、鏡もちの飾りつけについて理解を深めることで、より一層お正月を楽しく過ごせます。子どもと一緒に会話をしながら、日本の伝統的な習慣を実践してみましょう。
ライター/監修:haya(管理栄養士)
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