節分は日本の伝統的な行事で、保育園や幼稚園でも取り扱われることが多いです。せっかくの行事をみんなで楽しく過ごせるように、以下で紹介する内容をしっかり理解し、実践してくださいね。
節分の豆まきで使われる煎った大豆などのかたい豆類やナッツ類は、咀嚼・嚥下能力が未熟な子どもにとって、誤嚥・窒息の危険性が高い食べ物です。誤嚥・窒息のほかにも、豆類やナッツ類の小さなかけらが気管に入り込むことで、肺炎や気管支炎を引き起こす危険性もあります。そのため、消費者庁はかたい豆やナッツ類を5歳以下の子どもには与えないように注意喚起しています。
節分に豆まきを行うときの注意点を紹介します。みんなで豆まきを楽しむために、以下で紹介する注意点を必ず守りましょう。
先ほどもお伝えしましたが、消費者庁はかたい豆やナッツ類を5歳以下の子どもには与えないように注意喚起しています。かたい豆類やナッツ類は誤嚥・窒息の危険性が高いため、たとえ少しの量だとしても与えないでください。また、6歳以上の兄弟がいる場合、お兄ちゃん・お姉ちゃんが食べているようすを見て欲しがる可能性もあります。ほかの兄弟が下の子に豆を与えてしまわないように「食べさせてはいけないよ」と事前にしっかりと伝えましょう。
そのままの豆を投げると、5歳以下の子どもが豆を拾って口に入れてしまう可能性があります。最近では個包装された豆も売られているため、個包装のまま投げると安心です。また、個包装された豆を使う場合でも、万が一を考えて後片付けはしっかりしましょう。
6歳以上の子どもに豆を与える場合も注意が必要です。豆を与えるときは正しい姿勢で座らせ、食べることに集中できるようにしてください。また、泣いているときに豆を与えるのも避けましょう。豆だけに限らず、食べ物を食べているときに歩き回ったり寝転んだりすることは誤嚥・窒息につながるため、注意してください。
豆まきは本来、健康を願って行われる行事なので、誤嚥・窒息事故を起こさないためにも必ず注意点を守ってください。注意点に気をつけながら、おやこで豆まきを楽しんでくださいね。
ライター/監修:haya(管理栄養士)
子どもを守る防災教育~楽しい学びと学校の取り組み~
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