子どもの“自信がない”に、どう向き合う?親ができるサポート術

子どもの“自信がない”に、どう向き合う?親ができるサポート術
子どもが「ぼくって、0点…」「お母さん、わたしのこと嫌いでしょ?」と言ってきたら、どうしますか? 親として、胸がぎゅっとなる瞬間かもしれません。 最近は、自分に自信を持てない子どもが増えていると言われています。 「自信」は、子どもがのびのびと成長していくための大切な土台です。 でも、自信がないままだと、挑戦を避けたり、失敗を怖がったりしてしまうことも。 この記事では、そんな“自信がない子ども”にどのように寄り添い、日常の中でどんなサポートができるのかを具体的に紹介します。
目次

自信がない子の特徴

自信を持てない子どもの姿はさまざまです。 例えば、周囲と比べられる経験が多いと、「自分はダメだ」と感じやすくなります。また、失敗体験が積み重なると「やってもできない」と、新しいことに挑戦したがりません。

他にも、選択をゆだねても「何が正解かわからない」と、不安がって決断を先延ばしにする姿が挙げられます。 それから「自分を否定する発言が多い」「人前で意見を言うのを避ける」なども挙げられます。

子どもの自信のない姿は「それじゃあダメだ!」と否定せずに、親御さんは寄り添って励ます姿勢をもつことが大切です。

できたこと見つけ認める

自信を育てるためには、子どもの「できたこと」に注目して褒めることが大切です。

自信のない子どもは、できないことに目がいってしまう傾向があるからです。 そのため、親御さんは小さなことでも構わないので、子どものできたことを意識して見つけてあげてください。

「テストで満点を取った」という大きな成果だけでなく、「毎日宿題を続けている」「友だちに挨拶できた」といったような、素朴なことで良いのです。 できるだけ毎日、できたことを見つけていきましょう。すると自分の行動を肯定的に感じられるようになり、毎日の積み重ねが自信につながります。

ぜひおやこで、日々のできたことを見つけてみてくださいね。

励ます言葉

自信のない子への励ましの言葉は「がんばれ」だけでは、プレッシャーになることがあります。 子どもが安心できる言葉を掛けることがポイントです。

「あなたならできるよ、信じてる」

「失敗しても大丈夫だよ、次があるからね」

「少しずつでいいんだよ、一歩ずつ進もう」

励ます言葉は、できれば笑顔で伝えましょう。 子どもは、親御さんの微笑む姿だけでも良いご褒美となり、自信に繋がっていきます。

おわりに

おやこのささいな楽しいコミュニケーションからも、メンタルが安定して心の支えとなります。 おやこの笑顔の時間も、子どもの自信へと繋がるのです。

そして自信がない子どもにとって、親からの愛情深いサポートは何よりの励ましです。 「何があっても大好きだよ」といった言葉と姿勢で、愛情と安心感を子どもに与えていってくださいね。

親御さんの愛情はきっと「自分はやれる」という、子どもの自信へと変化していきますよ。

ライター/監修者:オオイシ(幼稚園教諭二種・保育士・チャイルドカウンセラー)

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執筆者

幼稚園教諭二種・保育士・ベビーマッサージインストラクター・チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー オオイシ

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