2022年からの高校教育改革!新学習指導要領とは?

2022年からの高校教育改革!新学習指導要領とは?
「高校の授業って、昔とそんなに変わらないの?」と思っている方も多いかもしれません。しかし、2022年から高校の学習指導要領が大きく変わり、これまでの授業スタイルに新しい学びの要素が加わりました。この記事では、新学習指導要領の概要や、学びの変化について紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次

高校教育の新時代へ

2018年3月に発表された高校の新学習指導要領は、2022年4月から施行されました。

約9年ぶりの改訂であり、小中学校に続いての更新となります。

この改訂は、急速に変化する社会に対応し、子どもたちが将来、グローバル社会やIT化した社会で生き抜くための力を身につけることを目的としています。

新学習指導要領の目指すもの

新学習指導要領の核心は「社会に開かれた教育課程」の実現にあります。

これは、学校教育だけでは対応し切れない社会の変化に応じ、社会全体で子どもたちの育成に取り組むことを意味しています。

また、子どもたちが知識だけでなく、思考力・判断力・表現力を総合的に身につけ、自ら学ぶ力を養っていくことを重視しています。

学びの3つの柱とは?

改訂された新学習指導要領には「知識・技能」「思考力・判断力・表現力など」「学びに向かう力、人間性など」という3つの柱を設け、これらを全教科で育む方針が示されています。

特に注目されるのは「主体的対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」の推進です。

一方的な授業から脱却し、生徒が積極的に学びに参加し、自ら考える授業が期待されています。

大学入試改革との連動

新学習指導要領の導入と同時に、大学入試も大きく変わります。

新しい入試制度は、知識の暗記ではなく、読解力や論理的思考力といった「使える力」を測るものとなります。

これにより、高校での学びも、単に知識を詰め込むのではなく、生徒一人ひとりが考え、議論し、解決策を見出すような方向へとシフトしていくことになります。

おわりに

新学習指導要領の下での高校教育は、子どもたちにとってより実践的で意味のある学びの場となることが期待されています。

これからの社会で求められる力を身につけるためには、学校、家庭、地域社会が一体となって子どもたちの成長を支えていく必要があります。

私たち大人も、新しい時代の教育に対する理解を深め、子どもたちを支援していきましょう。

(おやこのへや編集部)

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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