春を感じる「菜の花」ってどんな野菜?菜の花の栄養について

春を感じる「菜の花」ってどんな野菜?菜の花の栄養について
きれいな黄色い小花を咲かせる菜の花は、食用としても親しまれています。しかし、菜の花という名前は知っていても、実際にはどのような野菜なのかを説明できる人は多くないでしょう。この記事では、菜の花はどのような野菜なのか、菜の花の栄養について紹介します。
目次

菜の花は、つぼみや葉の部分をすりつぶしてなめらかなペースト状にすれば、離乳食初期(生後5~6ヶ月ごろ)から与えることができる食材です。子どもの健康維持に役立つ栄養素が豊富に含まれているので、以下で紹介する内容をぜひ参考にしてくださいね。

菜の花ってどんな野菜?

「菜の花」という名称は特定の植物を指すものではなく、一般的にアブラナ科アブラナ属の植物全般を指します。これらは食用だけではなく、観賞用や菜種油を作るためにも利用されています。菜の花は冬から春にかけて旬を迎え、ほろ苦く爽やかな味わいが特徴的です。また、菜の花はお浸しや炒めものなど、さまざまな料理に使える栄養価の高い緑黄色野菜になります。旬の時期にはぜひ取り入れてみてください。

菜の花の栄養について

菜の花にはさまざまな栄養素が含まれています。ここでは、子どもの健康維持に役立つ栄養素について4つ紹介します。

ビタミンC

菜の花にはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持に役立つ栄養素で、免疫力を高め、風邪を予防する効果も期待できます。

β-カロテン

菜の花には、強い抗酸化作用を持つβ-カロテンも豊富に含まれています。β-カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変換され、免疫力を高める働きがあります。

葉酸

菜の花には「造血ビタミン」とも呼ばれており、貧血予防に役立つ葉酸も豊富に含まれています。葉酸は、赤ちゃんがお腹の中で成長するためにとても大切な栄養素です。そのため、妊娠を希望する方や妊娠中、授乳中の方は特に意識して摂取しましょう。

食物繊維

菜の花には腸内環境を整える働きがある、食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類があり、菜の花は不溶性食物繊維が豊富です。不溶性食物繊維は便の量を増やし、排便をスムーズにする働きがあるため、便秘がちな子どもにおすすめです。

菜の花を食べて、おやこで春を感じましょう!

菜の花は栄養価が高く、春の訪れを感じられる野菜のひとつです。観る楽しさも味わう喜びもある菜の花。そんな菜の花を使って、おやこで春を満喫しましょう。

ライター/監修:haya(管理栄養士)

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監修者

管理栄養士 haya

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執筆者

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