1年の初めに神社に「初詣」にでかける人も多いでしょう。今回は「初詣ってなあに?」「どうしてお参りするの?」など、いまさら聞けない疑問についてご紹介。
正しいお参りの仕方や神社のことを親子で話し合いましょう。
新しい年のはじめに神社にお参りに行くことを「初詣」といいます。これは、日頃から見守ってくれている神さまへの新年のごあいさつ。これまでの感謝と新年の無事や平安をお祈りします。「初詣」には、地域を見守る氏神さまに出かける人が多いですが、明治神宮など大きな神社にお参りすることもあります。
いつも見守ってくれるかみさまに、しんねんのごあいさつにいくことを「はつもうで」と言うんだよ。「ことしも1年よろしくおねがいします」っておまいりしようね。
家族みんなで出かける「初詣」。神社にはふだん見慣れない建物や施設がたくさんあります。それぞれの名前や意味を知ることで、お参りをする気持ちが深まりますよ。
神社の入り口にあるのが鳥居。ここから先は神さまをおまつりする大切な場所であることをあらわしています。
神さまにごあいさつする前に、心と体を清める場所。手を洗い、口をすすぎます。
お参りをする道の左右にいる狛犬は、神社をお守りするものです。神社によって、キツネや牛など神さまの使いの動物がいます。
神さまがいらっしゃり、おまいりをする場所です。特に奥にある本殿は神さまをおまつりする大切な建物です。
神社にあるいろいろなものには、すべて意味があるんだよ。いっしょにべんきょうしながらかみさまにごあいさつにいこうね。
神社へ行ったことはあるけれど、正しいお参りの仕方はよくわからない、という大人も実は多いはず。お参りの作法にはきちんとした意味があります。一つ一つ考えながら、正しいお参りの仕方を覚えましょう。
神社の鳥居をくぐるときには、神さまに一礼してごあいさつ。ここは神さまのいらっしゃる場所の入り口。人の家に入る前に「おじゃまします」と言うのと同じです。
神さまにお参りする前に水で心と体を清めます。
いよいよ神さまの前でごあいさつ。きちんと神さまに届くように、作法をマスターしましょう。
作法を守ってお参りすると、不思議と清々しい気分になります。家族みんなで気持ちよく新しい年をスタートさせましょう。
エディター・ライター 田久晶子
出版社勤務を経て独立。「食」に関するテーマを中心に、生活情報全般を得意分野として雑誌、webなどで活動している。また、「食育」や「歳時記」など、子どもたちに伝えたい暮らしの工夫や知恵を紹介する記事も数多く執筆している