子どもが何度も同じ遊びを繰り返す姿を見て「よく飽きないなあ」と思った経験はありませんか? たとえば、おままごとで毎日カレーを作ったり、積み木を同じ順番で並べたり、ジャンプを延々と繰り返したり…。
大人からすると単調に見える行動にも、実は子どもなりの「意味」と「目的」があるのです。 子どもは繰り返すことで「わかった!」「できた!」という感覚を育てています。
繰り返しには、安心感と発見が共存しています。 「またやりたい」は「もう一度確かめたい」「もっと上手になりたい」という前向きな気持ちの表れなのです。
つまり、同じことを何度もするのは退屈しているからではなく、むしろ「もっと深く知りたい」と思っているサインです。 子どもの繰り返し行動は、学びの意欲そのものであるといえます。

繰り返し遊びの中には、子どもが「できた!」という成功体験を積み重ねているプロセスがあります。 たとえば、ブロックを何度も積み上げては崩しているとき、それは単に遊んでいるだけでなく、指先の使い方、バランスの取り方、形の認識など、さまざまなスキルを体験的に学んでいるのです。
はじめはうまくいかなくても、繰り返すことで少しずつ工夫したり、前より高く積めるようになったりと、成功の「手応え」を感じ取っていきます。 これは大人の言葉で説明されるよりも、自分で「やってみた」「わかった」と感じることの方が、はるかに深い理解につながるのです。
「またそれやるの?」と止める前に、今まさに子どもが何を感じているのか、どんな成長のチャンスになっているのかに目を向けてみると、大人の関わり方も自然と変わっていきます。
子どもにとって、予測できることや決まった流れは安心材料になります。 たとえば、絵本を毎晩同じものを読みたがるのも「次に何が起こるか知っているから安心できる」という気持ちの表れです。
同じ遊びを何度もするのも「この遊びは自分にとって心地よい」「この世界は自分の思い通りになる」という感覚を得たいからです。 これは、自己肯定感を育てるうえでとても大切な体験です。
大人でも、好きな音楽を何度も聴いたり、安心するドラマを繰り返し観ることがありますよね。 子どもにとっての繰り返し遊びも、それと同じように「安心と満足を得る時間」なのです。
「また同じこと」と思っていても、じつは子どもは少しずつ変化を加えています。 前より高く積む、違うお皿を使う、役割を変えてみる…など、ほんの少しずつですが、遊びの中で新しいアイデアを試しているのです。
この「小さな変化」こそが、創造力の芽生えです。 繰り返しの中に安心感があるからこそ、新しいことに挑戦しやすくなるのです。
決まった遊びの中に、子どもなりの「工夫」や「試し」が潜んでいることに気づくと、大人もその遊びの価値を再発見できるはずです。
子どもの繰り返し遊びには、「模倣」と「創造」がバランスよく組み合わさっています。 まるで同じように見えても、子どもにとっては毎回が新しい学びの連続なのです。
ときには、大人が付き合うことに疲れてしまうこともあるでしょう。 「どうしてまた同じ遊びなの…?」と思う日もあります。
でも、子どもが「またやりたい!」と願うのは、大人とその体験を共有したいからかもしれません。 繰り返しの遊びに一緒に付き合うことは「あなたのしたいことを大事にしているよ」というメッセージになります。
たとえ短い時間でも、子どもの遊びに寄り添うことで、信頼と安心の関係が育まれていきます。 忙しい日々の中でずっと付き合うのは難しくても「3回だけやろうか」「5分間一緒にやろう」と区切ることで、大人も無理せず関われます。
子どもにとっては、その「ちょっと一緒」が何よりうれしい時間になるのです。
子どもの繰り返し遊びには、学び・安心・自信・創造・信頼といった、成長に欠かせない要素がぎゅっと詰まっています。 一見単調に見える遊びの中に、子どもはたくさんのことを感じ、考え、挑戦しています。
「またそれ?」ではなく「またやってるんだね」と温かく見守ることで、子どもは安心して自分を伸ばしていけますよ。
ライター / 監修:でん吉(保育士)
娘「前に住んでいたお家見てみたい!」妻「いいよ」しかし到着した直後⇒夫「帰...
2024.08.10
【保育士が解説】3歳児ってこんな感じ!発達の特徴やおすすめの遊び方を解説
2023.10.02
【保育士が解説】5歳児の発達と特徴|反抗期がくるって本当?接し方やおすすめ...
2023.10.02
産婦人科で…男性医師の”診察”に違和感を覚えた妊婦。医師の姉に相談した数週...
2024.08.07
強引に『叔父の産院』へ転院させた夫。だが後日⇒「私に任せて」医師の姉が行っ...
2024.08.07
出産前に転院した妻#5
2024.08.07
【ダイソー工作】たった400円で完成する「おうちプラネタリウム」が感動的!...
2021.08.06
夫の帰宅直後…「話がある、ちょっと来て」妻の態度に”違和感”!?その後→妻...
2024.08.01
子どもの「人見知り」への向き合い方|保育士が伝える、サポートのコツ
2025.10.06
出産前に転院した妻#6
2024.08.07