ママが最優先にするのは子どもではなく、ママ自身の心という話

ママが最優先にするのは子どもではなく、ママ自身の心という話
子どもの笑顔のために、まずはママの心に余白を。 自分自身をいたわることこそが、育児の一番の土台になります。
目次

「ちゃんと育てなきゃ」に押しつぶされそうなとき

朝起きて、食事の用意をして、子どもにごはんを食べさせ、保育園に送って、仕事に向かい、帰ってきたらまたごはん、お風呂、寝かしつけ…。 そんな毎日を繰り返していると、ふと「私って、今ちゃんとできてる?」と感じてしまうことはありませんか?

子どものことを第一に考え、家庭のこと、仕事のことと毎日フル回転で頑張っているママたち。 でも、ときにその「がんばり」が、自分の心を置き去りにしてしまうことがあります。

保育の現場でも「子どものために」と自分を削っているママたちと向き合うたびに感じるのは「ママが笑っていることが、子どもにとって一番の安心」だということです。

この記事では、ママが自分の心を大切にすることが、なぜ子どもの成長につながるのか。 保育者として、そして子育て経験をもつ者としての視点から、お伝えしていきます。

子どもはママの心を敏感に感じ取っている

保育園で過ごしている子どもたちを見ていると、朝の表情から「今日はおうちでどんな朝だったのかな?」と伝わってくることがあります。

ママが余裕のあるときは子どももどこか穏やかで、反対にママの心が疲れていると、子どもも落ち着かない様子になることがあるのです。

子どもたちは、とても繊細で、敏感です。 大人が思っている以上に、言葉にされない感情や空気を読み取っています。

「ママ、疲れてるな」「今日はちょっとイライラしてるみたい」 そんな“心の天気”を感じ取って、子ども自身も無意識のうちに影響を受けています。

だからこそ、ママの心が安定していること、少しでもリラックスして過ごせることが、子どもにとっての大きな安心感につながるのです。

子どもよりも「自分を大切にする」ことが、じつは育児の土台になる

「子どもが最優先」「自分のことなんて後回し」 そんなふうに感じているママはとても多いです。

でも、本当はその逆。 ママが自分の心を大切にしてこそ、子どもに優しく関われるし、育児に向き合うエネルギーが湧いてくるのです。

もしママがイライラしたり、涙が止まらなかったりするときには、まず自分の心に「今、何が苦しいんだろう?」と問いかけてみてください。

「どうしてそんなに怒ってしまったの?」ではなく「どこで疲れたのかな?」と。 自分の感情を無理に押し殺すのではなく、気づいて、受け止める。

それだけでも、心は少し軽くなります。 保育の現場でも、ママが笑顔でいるときの子どもたちは、とても安定していて、自信をもって過ごしています。

「ママが自分を大事にしてくれていること」は、子どもにとって最高の“安心の土台”になるのです。

「ちゃんとしなきゃ」より「まぁいっか」のゆるさが育児を救う

ママたちは、いろいろな場面で「ちゃんとしなきゃ」に縛られてしまいがちです。

「毎日栄養バランスの取れたごはんを作らなきゃ」

「叱らずに、優しく子どもに向き合わなきゃ」

「きれいに掃除して、家も整えておかなきゃ」

でも、それを毎日完璧にこなすなんて、到底無理なことです。 保育現場で出会うママたちにも、こう声をかけることがあります。

「それ、ほんとにしなくてはいけませんか? してあげたいならできる範囲で。そうじゃないなら、思い切ってやめてみませんか?」

ときには「今日はレトルトで済ませちゃった」「テレビ見せすぎちゃった」そんな日があっても、全然かまいません。 むしろ、ママの心に余裕があるほうが、子どもにとってはうれしいのです。

「今日はいいか」「今日だけは手抜きしちゃおう」 そんなゆるさを持てるママは、とても強いし、しなやかです。

子どもを育てるのではなく、子どもと一緒に育ち合う考え方

保育士として長年子どもたちに関わる中で感じるのは「子どもがママを育ててくれている」という事実です。 思いどおりにいかないことに向き合うたび、我慢を覚えたり、優しさの意味を知ったり。

うまくいかない日々を重ねながら、ママたちもまた、成長しています。 だからこそ、育児に正解を求めすぎなくていい。

「こうすべき」に振り回されなくていい。 子どもと一緒に、悩みながら、笑いながら、ゆっくり育っていけばいいのです。

保育者として現場で感じるのは、ママが心に余裕を持ち、自分を認められるとき、子どももより自分らしく育っていくということです。

子どもとママは、一心同体のようでいて、でも、それぞれの人生があります。 まずは、自分の心を大切にしていいのです。

まとめ

子どもを大切にするために、まず大切にしてほしいのはママ自身の心です。 「ちゃんと育てなきゃ」という焦りより「今日もよくやってるね」と自分をねぎらう気持ちを忘れずに。

子どもは、ママの心の笑顔をちゃんと感じ取っています。 肩の力を抜いて、自分の気持ちに優しく寄り添うことから始めてみませんか?

ライター / 監修:でん吉(保育士)

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執筆者

保育士 でん吉

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