いっしょに育てる!5月の季節の植物と絵本

いっしょに育てる!5月の季節の植物と絵本
5月は新緑がまぶしく、自然とふれあうのにぴったりの季節です。 この時期に、子どもといっしょに植物を育ててみませんか?土に触れたり、水をあげ、芽が出て成長していく過程を間近で見ることは、幼児期の子どもにとって貴重な体験になります。 また、植物にまつわる絵本を読みながら、楽しみながら学びを深めることもできます。 本記事では、おやこで植物を育てるメリットとおすすめの絵本を紹介します。
目次

植物を育てるリアル体験のメリット

植物を育てることは、幼児期の子どもにとってメリットが多くある体験です。子どもの成長に繋がるポイントを、いくつか紹介します。

五感を刺激する

植物を育てる作業は、五感を使います。土を耕し、種をまき、匂いを嗅ぐことで、普段使わない感性を刺激するきっかけにもなるでしょう。 また、土を触ったり種をまいたり、水をやったりする手入れを通じて、普段運動不足の子どもたちも自然に身体を動かす機会が増えます。屋外で太陽の光を浴びながら体を動かすことは、生活リズムや睡眠の質を整えるのにも役立っていくでしょう。

観察力・自然科学への関心が深まる

植物は一晩で急に変化するものではありません。 日々の水やりや観察を通して、子どもは「変化に気づく力」や「続ける力」を自然と身につけていきます。小さな種や苗が育ち、花や実をつける姿を観察することで、細かい変化に気づく力が養われていくでしょう。

毎日の植物の成長の変化を観察することで、興味や疑問が湧き、自然科学への興味関心が深まる機会になります。

おやこのコミュニケーションが深まる

「今日はどこまで伸びたかな?」「お水は足りてるかな?」「葉の形が変わっているね」といった会話を通して、おやこの関わりも深まります。 共通の楽しみを持つことは心を通わせる幸せなひとときです。子どもの疑問を一緒に図鑑で調べたり、考えることで自己肯定感や非認知能力にもつながっていきます。

さらに、忙しい毎日の中で少しでも自然と向き合う時間を作ることで、心に余裕を持つきっかけにもなるでしょう。

植物がテーマの絵本

植物を実際に育てながら、絵本の世界で理解を深めていくのもおすすめです。

5月の季節感や育てることの楽しさを、おやこで共有できる絵本を紹介します。

『やさいはいきている』監修:藤田 智 写真:岩間 史郎 本

ニンジンや大根などの野菜の切れ端を使って、家庭で簡単に栽培できる楽しさを教えてくれる絵本です。

料理の際に捨てがちな根本を水に浸けておくと、驚くほど成長し、葉っぱが出てきます。 子どもたちに、朝晩の水替えを手伝ってもらうことで、育てる喜びと達成感を体験できるでしょう。

様々な野菜の切れ端の栽培が紹介されているので、気になる野菜をおやこで観察しながら楽しむことができます。植物の生命力を感じる一冊です。

『やさいのがっこう とまとちゃんのたびだち』 作:なかや みわ

野菜たちが登場するシリーズの中でも、5月に植えるのにぴったりな「トマト」をテーマにした一冊。

育てているトマトに親近感をもって読むことができます。キュートな描写の野菜たちが登場する絵本です。 トマトやナス、キュウリなど、それぞれの特徴を知ることができます。

クレソンやミョウガなどの珍しい野菜も紹介され、食育にもつながる内容です。 おいしく食べてもらいたいと頑張るとまとちゃんに、親近感を感じられるでしょう。

『野の花えほん 春と夏の花』 作:前田 まゆみ

春から夏にかけて、公園や道端で見られる草花の魅力をおやこで一緒に楽しめる絵本です。 花や葉を使った遊びや、実のおいしい食べ方など、様々な楽しみ方が詰まっています。見たことがある草花が「食べられるの?」という驚きの発見があり、子どもたちの好奇心を刺激するでしょう。

おやこで一緒に見つけたお花を調べたり、楽しんだりすることで忘れられないひとときを共有できますよ。

まとめ

5月は、自然とのふれあいが楽しい季節です。

植物を育てる体験を通して、子どもたちは命の大切さや観察する力、継続する喜びを学んでいきます。 さらに、植物をテーマにした絵本を読むことで、興味関心を育て深い学びが生まれます。

ぜひこの機会に、おやこで「育てる」「読む」を一緒に楽しんでみてください。

監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・保育士)

line
執筆者

幼稚園教諭二種・保育士・ベビーマッサージインストラクター・チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー オオイシ

オオイシさんの記事一覧をみる

おすすめ記事

「知育・遊び」人気ランキング

うちの子の年齢別情報

おやこの毎日に
役立つ情報をお届けします

facebook instagram