【年齢別】おやこで楽しむ雨の日の絵本と自然のふしぎ

【年齢別】おやこで楽しむ雨の日の絵本と自然のふしぎ
子どもにとって「雨」は、外で遊べなくなるやっかいな存在かもしれません。しかし、自然の循環の中で雨はとても重要な役割を果たしています。大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとってはまだ知らないことだらけ。そんな雨の意味や大切さを、わかりやすく、楽しく伝える方法として「絵本」はぴったりです。今回は、雨の大切さを学べる絵本と雨のメリットについても紹介します。
目次

雨の大切さやメリット

雨が降ると洗濯物が乾きにくくなったり、お出かけが大変になったりと、ネガティブな気持ちになりがちですよね。

しかし、雨には自然界にとっても、私たち人間にとっても多くの恵みがあります。

自然の恵みである雨水

自然がくれる大切な雨水は、土の中にしみ込んで植物たちの根っこに栄養を届けてくれます。

雨水があるからこそ、植物や作物が育ちます。 もし雨水がなかったら、私たちが食べるおいしい野菜や果物、そして公園の美しい花々もなくなってしまいます。

子どもたちが遊ぶ公園や、家族で楽しむおいしい食事は、すべて雨水に支えられています。 雨が降るたびに、自然の恵みに感謝してその循環を大切にしていきたいですね。

水道や生き物を支える源

雨水は、水道や多くの生き物にとって大切な源です。

私たちが日常生活で使う水道水は、雨水が地下に浸透し、きれいな水として再利用されることで成り立っています。 また自然界では、雨水が動植物の生命を支える豊かな生態系を育む基盤となっています。

このように、雨水は私たちの生活や自然環境に欠かせない存在です。

おすすめの絵本

雨への興味や理解を深めるのにぴったりの絵本を紹介します。

雨が降ることで、生き物との出会いや植物の成長への期待を持つことができるでしょう。 雨の日や梅雨入りのタイミングで読み聞かせをすることで、子どもたちが雨の大切さを感じるきっかけになりますよ。

1~2歳向け

『あめぽったん』(作・ひろかわ さえこ) リズムに乗って楽しく読める本です。

絵もとてもかわいらしく、お散歩中に思わず口ずさみたくなるフレーズが満載です。「あめぽったん」を思い出すと、憂鬱な気分も少し和らぎそうです。

あめやかさ、ながぐつなど、子どもが興味を持つアイテムや生き物が登場するので、発語にも良い影響を与えそうですね。

3~4歳向け

『しずくのぼうけん』(作・マリア・テルリコフスカ/訳・うちだりさこ)

しずくが空から地上へ、そしてまた空に戻るまでの旅を描いた科学絵本。

水の循環を楽しく学べる内容で、幼児から小学生まで長く楽しめます。

『雨が降ったら、どこへ行く?』(作・ゲルダ・ミューラー 訳・いとう なおこ)

ふたごの兄弟が、お兄さんと沼へ出かけます。弟が、雨が降ると「動物たちはどこに行くの?」と尋ねるとお兄さんは丁寧に答えてくれます。

美しい絵と共に、昆虫や動物、鳥たちが雨を避ける様子が描かれ、動物や植物の知識が詰まっています。

5~6歳向け

『みずとはなんじゃ?』(作・かこ さとし 絵・鈴木 まもる)

朝起きたときに顔を洗うのは水ですし、うがいや飲み物としても水を使います。 私たちの生活において、水は欠かせない存在です。花や植木の根元にも水を与えます。

水は一体どんなものなのか?なぜ大切にしなければならないのか、子どもたちに伝えるのに役立つ絵本です。

『のぞいてみよう しぜんかがく みず』(作・てづか あけみ)

この絵本は、子どもたちが水の循環や特性を楽しく学べる自然科学の絵本です。 地球に存在する水の源は、なんと雨。雨が降ることで、さまざまな形に変身した水が私たちの周りに現れます。

水の大切さやその役割について深く理解することができるでしょう。

最後に

雨は自然のサイクルの一部であり、私たちの生活に欠かせない存在です。

雨の日は、絵本を通じて雨の持つ力や自然の繰り返しについて学びを深めるチャンスです。 ぜひ、おやこで絵本を楽しみながら、雨の音に耳を傾けたり、雨の中で生きる生き物に目を向けたりしてみてください。

身近な自然に隠れた発見が、子どもの感受性を豊かに育んでくれるはずです。

監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・保育士)

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執筆者

幼稚園教諭二種・保育士・ベビーマッサージインストラクター・チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー オオイシ

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