高校生だったときのことです。 部活帰り、いつものように混んだ電車に乗っていました。時間は夜の7時ごろだったと思います。
目の前には大学生くらいの男女3人やサラリーマンが2人ほど。 みんなお互いに知らない者同士といった雰囲気でした。
そこへ、杖をついたおじいさんが乗ってきました。 電車は少し揺れていたので歩くのも大変そうに見えました。
そしてしばらくすると、いつもよりも大きな揺れが発生。 その衝撃で、おじいさんはバランスを崩してゆっくりと床に倒れ込んでしまったのです。
すると、まわりの乗客たちがすぐに立ち上がり、おじいさんの元へ駆け寄りました。 「大丈夫ですか?」「どこか打っていませんか?」と、あちこちから声がかかります。
私も自然とその輪に加わっていて、気がつけばみんなで体を支えたり、荷物をどかしたりしていました。
幸いおじいさんは特にけがもなく、その場にいた人たちと顔を見合わせてホッとしたことを覚えています。
知らない者同士でも、誰かが困っていればちゃんと手を差し伸べようとする。 そんな空気に胸があたたかくなった出来事でした。 (女性/19歳/大学生)
誰かのちょっとした気遣いや優しさは意外と心に響くものです。 そんな瞬間に気づくと、世界がちょっとだけあたたかく見える気がします。
みなさんのまわりでも、思わずホッとした“優しさの瞬間”はありますか?
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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