男性客「料理はまだ？もう20分待ってる！」店員「申し訳ありません…」だが会計時⇒店員が“笑顔”なワケ…

クレームかと思ったら…？

私があるレストランでホールのアルバイトをしていたときのことです。接客や料理の提供が主な仕事で、特に金曜の夜から日曜の夕食時までは本当に目が回るほどの忙しさでした。

ある土曜日の夕食どき、新人への指示がうまくできず、自分でもイライラしてしまっていました。そんなとき、男性のお客さまから呼び出しベルが鳴り、対応に向かうと「料理はまだ？もう20分待ってるよ！」と言われてしまったのです。

お店をうまく回せていない自覚もあったので、申し訳なさを感じながら「申し訳ありません。もう少々お待ちください」と謝りました。

その後、ようやく料理の提供も終わり、一息つけそうなタイミングで後ろから肩を叩かれました。振り向くと、さっき怒っていたお客さまがお会計の最中でした。「また何か不手際があったのかも…」と心配になりましたが、

「よく頑張ってるね。これ受け取って」と言って、手にチップを握らせてくれたのです。

一気に肩の力が抜けて、辛かった気持ちがスッと軽くなりました。とても嬉しくて「また頑張ろう」と心から思えた出来事でした。（男性/40歳/会社員）

誰かのちょっとした気遣いや優しさが、つらい時間をふっと楽にしてくれることってありますよね。そんな瞬間に気づくと、世界がちょっとだけあたたかく見える気がします。

みなさんのまわりでも、思わずホッとした“優しさの瞬間”はありますか？

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。