保育士の視点から:新生児期の安心できる接し方と遊びのコツ

保育士の視点から:新生児期の安心できる接し方と遊びのコツ
生まれたばかりの赤ちゃんとの過ごし方で、戸惑うことはありませんか? 「新生児とどう遊べばいいの?」と思う方も多いかもしれませんね。 今回は、新生児の成長に合わせた接し方やおすすめの遊び道具、そして何より大切なスキンシップについて、保育士の視点からお伝えします。
目次

新生児との過ごし方と注意点

「新生児」とは、生まれてから生後28日までの期間を指します。 この時期の赤ちゃんはまだ目もはっきり見えず、昼夜の区別もついていないことが多いでしょう。

新生児から首がすわる3~4ヶ月頃までは、特に体が柔らかいため、抱っこやおむつ替えの際には、首や関節に負担がかからないように優しく接することが大切です。 また、新生児のうちは体が弱く病気にかかりやすいため、通院以外の外出は避けた方が良いとされています。

天気の良い日には、生後2~3週間頃から窓を開けて外気浴を始めるのが良いかもしれません。 本格的な外出は、1ヶ月健診で医師の許可が出てから短い時間からスタートするのが望ましいでしょう。

新生児に合う遊び道具

新生児の視力はまだ未発達なので、色のコントラストがはっきりしたおもちゃが適しています。

まだ自分で掴んだり口に運んだりはしませんが、安全で清潔なものを選びましょう。

おもちゃは赤ちゃんの目から20~30cmほど離してゆっくり動かし、話しかけたり歌を歌ったりしながら遊ぶと、目で追いかけることが増えます。

大切なのはスキンシップ

新生児にとっては、おもちゃで遊ぶより肌に触れることが何よりの安心につながります。 沐浴時はスポンジではなく手で優しく洗い、入浴後は温かい部屋で保湿クリームを塗ってあげるのも良いスキンシップです。

また、たくさん抱っこすることも大切です。 「抱き癖がつく」と心配する方もいますが、新生児期から抱っこして安心させることは成長にとってとても重要です。 遠慮せず積極的に抱っこしてあげてくださいね。

おわりに

新生児期は積み木やおままごとなどの遊びはまだ難しいですが、抱っこしながら声かけや歌、読み聞かせを繰り返すことで、やがて目を合わせたり反応したりするようになります。

寝ている時間も長い時期ですが、積極的にコミュニケーションをとり、豊かな触れ合いで赤ちゃんの成長を支えていきましょう。

(おやこのへや編集部)

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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