車用マタニティマークは、妊娠中の女性が車に乗っていることを周りの人に知らせるためのマークです。
厚生労働省が推奨しているマタニティマークをデザインしたステッカーやマグネットがよく使われていて、車の後ろや窓に貼って使います。 電車やバスで使うキーホルダー型のマークと同じように、妊婦さんへの思いやりの気持ちを広げるために作られたものです。
このマークを車に貼ることで、周囲のドライバーに「妊婦さんが乗っていますよ」ということを伝えられます。 そのため、無理な追い越しを控えたり、車間距離を広く取ったりするなど、安全運転につながることが期待されています。 また、万が一事故があった場合でも、妊娠中であることをすぐに知らせる役割も果たしています。
車用マタニティマークは、いろいろな方法で手に入れることができます。
母子手帳を受け取るときに、自治体から無料で配布されることもありますし、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアで配っているところもあります。
また、自動車用品店やインターネットの通販などで、ステッカーやマグネットタイプのものを購入することもできます。 お好みに合わせて選べるのがうれしいですね。
車にマタニティマークを貼っていても、車椅子マークのついた駐車場を優先的に使うことは基本的にできません。 車椅子マークは、障がいのある方が使う場所や施設を示しているからです。
ただ、最近では妊婦さん向けの専用駐車スペースを用意している施設や、自治体によっては「利用証」を発行しているところもあります。 お住まいの地域の役所などに問い合わせてみるとよいでしょう。
車用マタニティマークは、妊婦さんの安全を守るためのお守りのようなものです。 車をよく運転する方や、妊婦さんを乗せる機会がある方は、ぜひ利用を考えてみてください。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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