朝の通勤ラッシュ時の出来事です。 ときおり体が浮くくらいの揺れと、ぎゅうぎゅうの混雑の中で車内はまさに無言の地獄絵図でした。 誰もが疲れた顔でつり革につかまりながら、ただ目的地に着くのを待っている…そんな時間でした。
ところがそのとき、ふいに「ただいま、運転士が電車を降りました。しばらくお待ちください」と車内アナウンスが流れたのです。
一瞬何を言われたのか理解できず、耳を疑いました。 周囲も同じだったようで、しんと静まり返ったあと、ぽつぽつと「え、降りたってどういうこと…?」「え、まさかこのまま止まるの?」と困惑。
やがて五分ほどが過ぎたころ、ようやく再び「運転士が戻りました。間もなく運転を再開します」とアナウンスが入りました。 その言葉に、まわりからはほっとしたような小さな安堵の声がもれていました。
あとから知ったのは、体調不良の乗客がホームで倒れていたらしく、運転士さんが気づいて急いで対応するために降りていたということ。
もちろん正しい判断だったし、感謝の気持ちしかないのですが…あのときの「運転士が降りました」というアナウンスだけがあまりにシンプルすぎて、ドラマのように感じてしまいました。
(女性/30歳/会社員)
毎日なんとなく使っている公共交通機関。 そんななかで突然の予期せぬ出来事に遭遇すると、誰でも不安や戸惑いを感じるものです。
みなさんも「大丈夫かな…」と戸惑った経験はありますか?
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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