子どもが3歳から6歳ごろになると「なんで?」「どうして?」と、周りのことについて繰り返し質問をする時期があります。 これを「なぜなぜ期」と呼びます。
この時期の子どもは、質問を通じて物事を理解しようとしています。 何度も大人に質問をして答えを聞くことで、脳に経験や知識がしっかりと刻まれていくのです。
また、大人とのやりとりを繰り返すことで子どもは喜びを感じ、信頼関係やコミュニケーション能力も育まれていきます。
「なぜなぜ期」は、子どもがさまざまなことに興味を持ち、1つの知識を得ることでさらに新しい疑問が生まれる好奇心の芽生えの時期でもあります。
この時期をしっかりサポートすることで、子どもの思考力や想像力が育ち、学習意欲の土台を作ることにつながるでしょう。
質問を通じて「原因と結果」を考えられるようになります。
答えを聞き、言葉を吸収することで語彙力が増えます。
「知りたい」という気持ちが原動力になり、学習への前向きな姿勢につながります。
真剣に答えてもらえることで、「自分は大切にされている」と子どもは感じます。
家事や仕事で手が離せないときに質問攻めをされると、ついイライラしてしまうもの。
そんなときにおすすめの返し方を紹介します。
すぐに答えられない場合でも「大切な質問だよ」と肯定することで子どもは安心します。
共感を示し、調べる姿勢を一緒に持つことで「学びは楽しい」と伝えられます。
時間を区切って伝えると、子どもは待ちやすくなります。今は無理!と言ってしまうと、否定された気分になってしまうので、いつなら答えられるよ。と変換するのがおすすめです。
少しの間、子どもに考える・表現する時間を作れます。答えを聞く前に自分なりに考える力も育ちます。
忙しいときでも「無視しない・否定しない」ことがポイントです。 短い言葉で受け止めつつ、後でじっくり向き合う姿勢を持ちましょう。
親が寄り添って対応することで、子どもが安心し、ぐんぐんと能力を身に付けていくことができます。
なぜなぜ期は「親が試される時期」ではなく、 子どもが学びの芽を伸ばす大切なチャンス です。
忙しいときには「いい質問だね。どうして知りたいの?」と前向きに返すだけでも十分。 親が丁寧に関わることで、子どもの探究心や学びの力はぐんと育ちます。
「なぜなぜ期」は「未来へのステップ」と捉え、おやこで楽しみながら乗り越えていきましょう。
監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・保育士)
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