9月の新学期に潜む【不安】家庭でできるサポート

9月の新学期に潜む【不安】家庭でできるサポート
夏休みが終わり、いよいよ新学期。 園や学校に通う子どもたちにとっては、環境の変化や生活リズムの切り替えが大きな負担になることがあります。お子さんによっては、気持ちを言葉でうまく表現できず「行きたくない」「お腹が痛い」などのサインで不安を訴えることも少なくありません。 今回は、9月の新学期に潜む子どもの不安に寄り添い、家庭でできる解消法をご紹介します。
目次

生活習慣の乱れが心の不調につながる?

長い休みの間は、就寝・起床時間や食事のタイミングが崩れてしまいがちです。 しかし、このリズムの乱れは心にも影響し、集中力の低下や気持ちの不安定さにつながります。

新学期が始まったら、まずは「早寝・早起き・朝ごはん」を心がけることから始めましょう。

夜は眠る前に絵本を読む、朝は好きな音楽をかけながら支度をするなど、子どもが楽しめる工夫を取り入れると気持ちも向きやすいでしょう。

行きしぶりへの対応法

「幼稚園行きたくない」「ママといたい」と言われると、親も胸が痛むものです。 無理に引き離すのではなく、子どもの気持ちをまず受け止めてあげることが大切です。

たとえば「行きたくないんだね、ドキドキするよね」と気持ちを言葉にして共感するだけでも安心します。 その上で「今日はお絵描きがたくさんできるって!」「帰ったら一緒におやつ食べようね」と、楽しい見通しを伝えることで前向きな気持ちを引き出せます。

お子さんの気持ちをまずは受け止め、目を見て笑顔で対応することで、よりお子さんが安心できるようにしましょう。

家庭での小さな成功体験でポジティブな心を育む

園や学校での不安を和らげるには、家庭で「できた!」という体験を積み重ねることが有効です。 靴をそろえられた、洋服を自分で畳めたなど、小さなことでもしっかり褒めてあげましょう。

子どもは「自分はできる」という実感を持つことで、不安に立ち向かう力を少しずつ育てていきます。 成功体験は大きなチャレンジでなくても構いません。

日常の小さなステップが、安心感と自信につながります。

最後に

新学期は、子どもにとって緊張や不安がある時期です。 家庭ではのびのびできても、集団生活ではさまざまなストレスを感じたり、頑張らなければならないというプレッシャーを感じる子もいます。

子どもの不安は一時的なものが多く、家庭でのサポートがあれば自然と乗り越えていけます。 小さな成功体験を積み重ねて自信を育て、新しい季節を前向きに迎えましょう。

監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・保育士)

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執筆者

幼稚園教諭二種・保育士・ベビーマッサージインストラクター・チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー オオイシ

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