学生のころ、飲食店でアルバイトをしていたときのことです。 働きはじめて数か月がたち、お店の雰囲気にも慣れてきて積極的に動けるようになっていました。
その日はいつもよりランチの時間帯が混雑していて、さらに団体客の個室貸切も入って、店内はかなりの忙しさでした。 私は団体のお客さまに、ランチセットの小鉢を持っていくように指示されました。
しかし「早く提供しなきゃ」と焦るあまり、トレイに小鉢を10個ずつ、合計20個近くも乗せて一気に運ぼうとしてしまったのです。 そして個室に入ろうとしたそのときです。
扉に体をぶつけてしまい、バランスを崩してトレイごとお皿をすべて床に落としてしまったのです。
ガシャーーーン!!!
店内にものすごい音が響き渡り、20個もの食器は無残に割れて全滅。 その瞬間、店内の喧騒がピタリと止まり、静まり返りました。
いつもは優しい先輩方も、忙しさのあまり厳しい表情をしていて血の気が引く思いでした。
私は厨房に向かって、震える声で「すみませんでした…!」と精一杯の謝罪をしました。 正直怒られる、辞めさせられる…そう覚悟して身を縮こまらせた直後です。
先輩がスッと近づいてきて、意外な一言をかけられました。
「…怪我、ない?破片で切ってない? 片付けはいいから、危ないから下がってて」
先輩方は瞬時に表情を切り替えて嫌な顔ひとつせずに、冷静にフォローに入ってくれました。 その優しさと、自分の情けなさに思わずその場で涙が溢れてしまいました。
「辞めたい」と思うほど落ち込みましたが、この先輩たちの姿を見て「ここで学びたい」と思えた、忘れられない経験です。
(女性/38歳/会社員)
学生時代にアルバイトをしたことがある、という方も多いのではないでしょうか。 バイト中に思わぬ出来事があると、つい引きずってしまうこともありますよね。
あなたにも、いまでも印象に残っている“バイト中の出来事”はありますか?
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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