赤ちゃんの集中力はまだ発達の途中。 長時間じっとして食事をするのは、思っている以上に難しいことです。
特に生後9〜11ヶ月ごろから始まる手づかみ食べの時期には、食べ物を握ってつぶしたり、口に入れてすぐ出したりと、食べること以外にも関心が向きがちです。
遊び食べが続くと、食事の時間が長くなり、つい「ちゃんと全部食べてほしい」と思ってしまうかもしれません。
でも、赤ちゃんにとっては遊びも大切な学びの時間。 完食よりも「食事って楽しい」と感じられる経験を積むことのほうが大切です。
赤ちゃんのペースを尊重しながら、あたたかく見守ってあげましょう。
赤ちゃんの機嫌によって、食事が進んだり進まなかったりすることはよくあります。 ちょっとしたことでご機嫌が崩れてしまう原因には、次のようなものがあります。
たとえば「食事の時間」と決めていても、赤ちゃんがお腹を空かせていないこともあるでしょう。 そんなときに無理に食べさせようとすると、食事の時間そのものが嫌いになってしまうかもしれません。
そう感じたら、少し時間をおいてから再度チャレンジしてみるのも一つの方法です。 赤ちゃんの様子をよく観察して「そろそろ食べたそうかな?」というタイミングを見計らってあげてください。
赤ちゃんが食事に集中できない背景には、離乳食の食べにくさがある場合もあります。
たとえば食感がベタつきすぎていたり、一口が大きすぎたりすると、うまく食べられず、口から出してしまうこともあるでしょう。
赤ちゃんの成長や月齢に合わせて、離乳食の固さや大きさ、量を調整することも大切です。 食べやすいと感じることで、自然と集中しやすくなり、食事もスムーズに進むかもしれません。
赤ちゃんの食事に関する悩みは、多くのご家庭で共通するものです。 「どうして食べてくれないの?」「もっと集中してほしい」と感じることもあるかもしれません。
でも、赤ちゃんにとっての食事は、食べる練習であり、楽しむ時間でもあります。 今回ご紹介したポイントを参考に、できる範囲で工夫しながら、少しずつ「楽しい食卓」を目指していけるといいですね。
焦らず、おおらかな気持ちで赤ちゃんとの食事の時間を楽しんでください。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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