STEAM教育とは?日本での取り組みも解説

STEAM教育とは?日本での取り組みも解説
AIの進化が叫ばれる現代、子どもたちにはどのような教育が必要なのでしょうか。 理系と文系の枠を超えた能力を育む「STEAM教育」について、その概要と、日本や世界の取り組み事例を詳しく紹介します。
目次

STEAM教育の概要と必要性

STEAM教育とは、科学(Science)・技術(Technology)・工学(Engineering)・芸術(Arts)・数学(Mathematics)の5つの分野を、横断的に学ぶ教育のことを指します。

もともとは「芸術(Arts)」を含まないSTEM教育が提唱されていましたが、技術や理論を“形にする”ためには、創造力やデザイン力も不可欠とされ、芸術の要素が加えられました。

AIが苦手とする「新しいものを生み出す力」を育てるために、理数系の力と芸術的な感性の両方をバランスよく伸ばすことが、今後ますます大切になっていくと考えられています。

海外でのSTEAM教育事情

STEAM教育は、海外で先行して広まったと言われています。 特にアメリカでは、2011年に当時のオバマ元大統領が演説で言及したことをきっかけに、国家戦略として多額の予算が投じられているようです。

子どもたちは幼い頃からプログラミングやロボット制作などに親しみ、楽しみながら学ぶ環境が整えられています。 また、アジアの新興国でも、国が主導でSTEAM教育施設を整備するなど積極的な動きが見られます。

日本の取り組みと事例

日本でも少しずつSTEAM教育が広まりつつあります。 たとえば2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化され、論理的思考力を育むことが目的とされています。

さらに、経済産業省が推進する「未来の教室」プロジェクトでは、教科を横断した学びを実践するための取り組みが行われています。

たとえば、音楽・算数・プログラミングを組み合わせた授業など、子どもが興味を持ちやすいテーマから自然に理数系に触れられるよう工夫されています。

おわりに

将来AIと共に生きていく社会の中で、論理的な力とともに“創造力”や“感性”を育てることが、より重要視される時代になるでしょう。

さまざまな分野に触れる機会を日常の中で少しずつ増やして、お子さんの好奇心を広げていきましょう。

(おやこのへや編集部)

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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