電車で…隣の女性「その本って…」私「え?これは…」表紙を見せた直後⇒「父が…」女性が涙を浮かべたワケ…

電車で…隣の女性「その本って…」私「え?これは…」表紙を見せた直後⇒「父が…」女性が涙を浮かべたワケ…
毎日の通勤や通学に欠かせない公共交通機関。 今回はそんな公共交通機関にまつわる『心温まるエピソード』をご紹介します。
目次

時間を超えて繋がった、一本の「専門書」

出張帰りの電車でのことです。

偶然隣に座った女性が、私の手元の本を見て「その本って〇〇(著者の名前)ですか?」と声をかけてきました。 その著者名が違ったので、とっさに「え?これは確か...」と本を閉じて表紙を見せると、女性「あっ全然違いました、すみません...」と謝ってきました。

そして女性は「その仕事、父もしていました。父が読んでいたものと似ていた気がして...」と言うのです。

詳しく話を聞くと、なんと数年前に亡くなられた女性のお父さんは、私が以前勤めていた会社の大先輩でした。

先輩が手がけた回路設計の資料は今も社内に残り、若手エンジニアの大切な手本として使われています。 娘さんそのこと知らなかったらしく、私は「お父様の仕事は、今も生きていますよ」と伝えました。

女性目に涙を浮かべ「父が誇りに思っていた会社です」と静かに呟きました。

その瞬間、私の胸も熱くなりました。 人が積み重ねてきた努力や技術が、確かに時間を超えて受け継がれていることを実感したのです。

偶然の出会いが仕事の意味を深く考えさせてくれた、忘れられない体験です。 (男性/50歳/会社員)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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