 
小さい頃、ずっと母と二人で暮らしていました。 母は私に「お父さんは仕事で世界中を飛び回ってるんだよ」と言っていたので、私はそんな父を誇りに思っていました。
学校の行事に来てくれたことは一度もない、会ったことも3回ほどしかなかった父ですが、それでも友だちに父のことを聞かれると「お父さんは世界中で仕事してるんだよ!」と自慢するように答えていました。
ただ、今思えばその頃から違和感があったのです。 母に「お父さんに会いたい」と伝えると、やっぱり「単身赴任中なの…」「また今度会えるかもね…」といつも曖昧にはぐらかされていました。
さらに、私が学校に行っているときに、母と父は会っていたらしい、と祖母から聞きました。 「どうして私には会ってくれないんだろう?」と不思議に思っていたのを今でも覚えています。
その疑問の答えを知ったのは、私が20歳を超えてからのことです。 母から「実は、お父さんとは〇〇(私の名前)が生まれてすぐに離婚してるの」と聞かされました。
優しい母だったので、幼い私に現実を伝えるのは酷だと思ったのかもしれません。 あのときのことを思い返すと、少し言葉に言い表せない不思議な気持ちになります。 (女性/24歳/無職)
純粋で無邪気だった子ども時代。 当時は深く考えなかったけれど、大人になってから「実はあれって…」と気付くこともありますよね。
みなさんにも、忘れられない子ども時代の思い出はありますか?
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
 
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
 
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