子どもの集中力アップ！リビング学習に適したデスクの選び方

集中力が持続する机選びの3つの視点

リビングに置く学習机はコンパクトなサイズを選びがちですが、天板が狭すぎると教科書やノートを広げにくく、集中を妨げる原因になります。圧迫感を抑えつつも、最低でもA4サイズの冊子を見開きで置ける程度の広さ（横95cm×奥行き45cm以上など）を確保するのが望ましいです。

逆に広すぎると周りのものが気になったり、物を置きすぎてしまったりと、集中力を阻害する要因になりかねません。ダイニングテーブルを使う場合は、卓上ライトや観葉植物などを置いて、簡易的な仕切りとして活用するのも良いでしょう。

また、机の収納力も効率に大きく影響します。勉強スペースの近くに学習道具を収納しておけば、子どもが「欲しい」と思ったときにすぐ必要なものを取り出せます。

メリットは、新しい机を購入する費用がかからない点です。リビング学習のスタイルがご家庭に合うかどうか、まずは試してみたい場合にも適しています。

デメリットは、学習用ではないため、子どもの体格に合わせて高さ調整する工夫が必要な点です。また、夕食の準備などで勉強を中断させてしまう懸念もあります。

奥行きがあまりなく、横長のスペースなら確保できるご家庭には長机がおすすめです。メリットは横方向に収納スペースを確保しやすいことや、兄弟姉妹が横並びで学習できる点です。

デメリットは、設置場所に気を使う点や、引き出しなどがなく収納性が低いことが挙げられます。

リビング学習専用に開発された机は、収納力や機能性が高い点が最大のメリットです。子どもの学習効率を考えた設計になっており、リビングを圧迫しないよう奥行きが狭く設計されたモデルも多く販売されています。

デメリットは、新たに購入費用がかかることや、デザインによってはリビングで浮いてしまう可能性がある点です。

長机などの場合、リビングの真ん中に置くと周りが気になって集中力が途切れやすいという意見もあります。机を窓や壁に向けて設置することで、子どもの集中力が高まったという声も多いため、配置場所を工夫してみると良いでしょう。

また、収納力が少ない机を使う場合は、学習道具やランドセルを置く専用のスペースを別途作ることが成功の鍵となります。鉛筆や消しゴムなどの細かい道具は、ケースやボックスなどに収納するなど、スムーズに片付けられる工夫が必要です。

子どものリビング学習の成功は集中して取り組める環境作りが鍵を握っています。

現在リビング学習がうまくいかずに悩んでいる方や、これから導入を考えている方は、ぜひお子さまが快適に勉強できる机をもう一度探してみてください。

（おやこのへや編集部）