生後1ヶ月から3ヶ月頃の赤ちゃんの平均睡眠時間は、およそ14時間から15時間程度です。 しかし、大人と比べて浅い眠り(レム睡眠)の割合が多く、サイクルも短いため、ちょっとした刺激ですぐに起きてしまいます。
また、まだ昼夜の区別がついていないため「夜はぐっすり寝て、昼は起きている」というリズムは整っていません。 まずはこの特徴を理解し、「今はまだ仕方ない時期なんだ」と割り切ることも、親御さんの心の余裕に繋がります。
寝かしつけの時間を短くするためには、まず赤ちゃんが「不快」と感じていないかを確認することが大切です。 おむつの濡れ、ゲップ不足、室温や湿度など、快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。
赤ちゃんにとって適切な室温は、暖房時で20°C前後、冷房時で25°Cから28°C、湿度は60%程度が目安と言われています。
また、眠たいサインが見られたら照明を薄暗くして静かに過ごすと「暗くなったら寝る」という習慣づけにもつながります。 大きな音で起きてしまうモロー反射を防ぐために、おくるみで身体を包んであげることも効果的です。
赤ちゃんは抱っこで眠るのが大好きですが、布団に降ろした瞬間に起きてしまうことも多いですよね。
これを防ぐコツは「抱っこをする前におくるみで包んでおく」ことです。
こうすることで、抱っこから離して布団に置いた後も、おくるみの中の温かさや感触が変わらないため、環境の変化に気づきにくくなり、泣き出しを防げます。 布団に寝かせた後も、すぐに離れずに優しくトントンしたり添い寝をしたりして、安心感を与えてあげましょう。
生後1ヶ月の赤ちゃんのお世話は、寝不足も重なり大変だと感じる場面も多いですが、これは成長の過程です。 やがて昼夜の区別がつき、まとまって寝てくれるようになります。
まずは赤ちゃんの睡眠の特徴を知り、ご家庭に合ったやり方を探しながら、焦らず前向きに寝かしつけのヒントを試してみてくださいね。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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