帰省中…「お義父さんもどうぞ」義父にお酌をした直後⇒「二度と来るな！」義父が机をひっくり返したワケ…

酔っ払いの悪ノリが招いた悲劇

年始の恒例行事で、妻の実家へ挨拶に行ったときの話です。親戚一同が集まる賑やかな席で「どうせ泊まりなんだから」と、昼間から大宴会が始まりました。

私は大のお酒好きで、集まった叔父たちもかなりの酒豪ぞろい。すぐに場は出来上がり、どんちゃん騒ぎになりました。その中で唯一、お酒が飲めないのが義父でした。いつもは最初の乾杯だけ付き合い、あとは静かにニコニコしている温厚な人です。

しかし、酔いが回って調子に乗った私はあろうことか義父にターゲットを絞ってしまったのです。叔父たちと結託して「お義父さんももっとどうぞ！」「固いこと言わずに！」と、嫌がる義父のグラスに無理やりビールを注ごうとしました。

「いや、本当に…」と苦笑いで断る義父。それでも私たちは「まぁまぁ！」と悪ノリして、さらにしつこく絡み続けました。そして、私が強引に瓶を傾けた、次の瞬間です。

「いい加減にしろ！！！」

ドォン！！と凄まじい音が響きました。温厚な義父が、なんとテーブルを豪快にひっくり返したのです。

「人が嫌だと言ってるだろう！二度と来るな！！」

義父の怒号が部屋中に響き渡り、そのまま義父は退室。あまりの剣幕に私たち酔っ払い集団の酔いは一瞬で吹き飛び、部屋は凍りついたように静まり返りました。

義母からは「気にすることはないわよ」と言われましたが、さすがに反省して心から謝罪しました。

（男性/36歳/自営業）

普段は会えない親戚との時間は、年末年始ならではの楽しみです。しかし、気が大きくなりすぎるのは禁物。

「親しき仲にも礼儀あり」を忘れずに楽しみたいですね。

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。