「自分の体は自分のもの」幼い頃から伝えたいプライベートゾーンの話。

「自分の体は自分のもの」幼い頃から伝えたいプライベートゾーンの話。
お子さんの体を守るためにとても大切だとわかっていても、いつどんな言葉で伝えればいいのか。そう悩んでつい後回しにしてしまいがちな「プライベートゾーン」の話。でもこの話は危険から身を守るためだけのものではありません。それはお子さん自身が「自分の体は自分だけの大切な宝物だ」と知り自分を尊重する心を育むための最初で最も重要なレッスンなのです。
目次

1. 「プライベートゾーン」という優しい言葉

まずお子さんと共有したいのは「プライベートゾーン」という優しい言葉です。

「水着で隠れるところはあなただけのとても大切なプライベートゾーンだよ」

そう穏やかな声で伝えてあげましょう。

「ダメな場所」「恥ずかしい場所」といったネガティブな言葉を使う必要はありません。 「プライベート」という言葉は、その場所が誰にも見せたりさわらせたりしない自分だけの特別な場所なのだという肯定的な響きを持っています。

2. 伝えるべき3つのシンプルなお約束

この話で子どもに覚えてほしいお約束はとてもシンプルです。 難しい言葉は使わず繰り返し伝えてあげましょう。

お約束1:あなたの大切なプライベートゾーンは誰にも見せない。

お約束2:他の人のプライベートゾーンも絶対に見ない。

お約束3:そしてあなたのプライベートゾーンは誰にもさわらせない。

もちろんお父さんやお母さんがお風呂で体を洗ってあげるときや、病気やケガでお医者さんが親と一緒のときに診てくれるときは「特別」だということも合わせて伝えてあげてください。

3. 「いやだ」と言っていい。あなたの「気持ち」が一番のルール

プライベートゾーンの話と同じくらい大切なこと。 それは子どもに「自分の気持ちを信じていい」と教えることです。

「もし誰かにくすぐられたり抱っこされたりして、少しでも『いやだな』と感じたら。『やめて』って言っていいんだよ。あなたの『いや』という気持ちが一番大切なルールなんだからね」。

たとえよく知っている人だったとしても、自分が「いやだ」と感じたら断る権利がある。 その感覚は子どもの心と体を守る一生のお守りになります。

4. 「何かあったら必ず話してね」という絶対の約束

そして最後に親として最も重要な約束をお子さんと交わしましょう。 それは「もし誰かにいやなことをされたり言われたりしたら。それは絶対にあなたのせいじゃない。だから必ずパパとママに話してね」という約束です。

そしてこう付け加えます。

「私たちは絶対にあなたの味方だから。絶対にあなたのことを怒ったりしないから」

この「絶対の安全基地」があるという確信が、子どもがいざというときに一人で悩まず親に助けを求める勇気を与えてくれるのです。

5. お風呂の時間など、日常の中でさりげなく

この大切な話は食卓でおやこが向かい合って真剣にするようなものではありません。 むしろ、お風呂の時間や着替えのときなど日常の中でさりげなく何度も繰り返し伝えるのが効果的です。

「ここは大事なプライベートゾーンだから石鹸で優しく洗おうね」

そんな何気ない会話の積み重ねが、体について話すことを特別なことではなく当たり前のこととして家庭の中に根付かせていきます。

まとめ

「自分の体は自分だけの大切な宝物」 その感覚はお子さんが自分を大切にし、そして同じように他者を尊重するためのゆるぎない土台になります。

それは危険から身を守るための知識であると同時に、自分という存在を心から肯定するための最初の自己肯定感のレッスンです。 幼い頃にまかれたその小さな種は、お子さんの一生を守り続ける大きくて強い木に育っていくのです。

ライター / 監修:でん吉(保育士)

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執筆者

保育士 でん吉

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