バス停で…運転手「満席で乗れません」女性客「そんな…」直後⇒「あの…」見知らぬ3人組の行動に女性客涙… 

バス停で…運転手「満席で乗れません」女性客「そんな…」直後⇒「あの…」見知らぬ3人組の行動に女性客涙… 
毎日の通勤や通学に欠かせない公共交通機関。 今回はそんな公共交通機関にまつわる『心温まるエピソード』をご紹介します。
目次

救世主はすぐ後ろに

昨年、イベント参加のために初めて訪れた、遠方の土地から帰るときの出来事です。

私は朝イチの飛行機で帰るため、駅前から出ている空港行きのリムジンバス乗り場に並んでいました。 しかし、定刻になってもバスは来ず、遅れて到着したバスの運転手さんから「申し訳ありません、満席ですので乗車できません。次を待ってください」と言われてしまいました。

目の前でドアが閉まり「そんな…!」と思わず声が出ました。 次のバスを待っていたら、予約している飛行機には確実に間に合いません。

私はパニックになりながら、タクシーで行くしかないと考えました。 しかし、そこから空港まではかなりの距離があります。 「いくらかかるんだろう」「そもそも今からタクシーが捕まるのかな…」高額な出費への不安と焦りで、私はその場に立ち尽くして泣きそうになっていました。

するとその直後です。 同じようにバスに乗れず、私の後ろに並んでいた3人組の女性たちがおもむろに声をかけてきました。

「あの…よかったら、一緒に相乗りしませんか?」

まさに地獄に仏でした。 女性たちも空港へ急いでおり、一人で困っている私を見て声をかけてくれたのです。 私は「ありがとうございます!」と感謝し、女性たちと一緒にタクシーに乗り込みました。

車内では、私のバッグについていたグッズを見て「何のイベントだったの?」「楽しかった?」と明るく話しかけてくれ、私の不安な気持ちを一瞬で吹き飛ばしてくれました。

そして空港に到着したときです。 私はお礼と共に、メーター料金の4分の1にあたるお金を出そうとしました。

しかし、女性たちは笑顔で私の手を押し戻し、こう言ったのです。

「大丈夫よ、お金はいいから。急いでいるんでしょう? 気をつけて帰ってね!」

なんと、私の分の支払いを固辞し、そのまま颯爽と去っていったのです。 見知らぬ土地で心細い中、偶然出会った方たちの温かすぎる優しさに思わず涙が溢れました。

(女性/24歳/会社員)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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